<プロボクシング:フェニックスバトル131大会>◇25日◇東京・後楽園ホール◇日刊スポーツ新聞社後援
史上初の高校8冠を含むアマ10冠で日本ライト級3位の今永虎雅(25=大橋)がプロデビュー8連勝を飾った。タフで我慢強いロマー・ピニリ(24=フィリピン)との62・0キロ契約体重8回戦に臨み、3-0(78-73、80-71×2)の判定勝利を収めた。左ストレートで顔面をはね上げ、あごにも左強打をねじ込んでおり、ジャッジの採点でも圧勝だった。
2戦連続の判定決着だったこともあり、今永は「倒して勝とうと思ったので何も言えない。(相手の)頭の位置が低く、自分のパンチが当たりにくいところにあった。普通にやったら倒せると思っていたが、緊張感や相手のうまさがあってうまくいかなかった」と勝って課題を挙げた。
昨年1年間を通じて繰り広げられたアジア最強ライト級トーナメントを制覇し、賞金500万円も手にした。タイトル挑戦がみえてきた25年初戦のリングだった。「全然、自分的には納得いかないので何も言えない。練習でやってきたことをそのまま出すことを意識したが、まだまだ足りなかった」と反省することも忘れなかった。
日本同級王者三代大訓(横浜光)が18日付で王座を返上しており、空位となっている。今永は「倒して勝って、でかいこと言おうと思っていたが…。もっと練習してでかいことを言いたい」と勝ち方に納得がいかず、一時的に目標を“封印”していた。
◆今永虎雅(いまなが・たいが)1999年(平11)8月9日、大阪・河内長野市生まれ。父裕之さんの勧めで幼少期から空手を学び、中学1年からボクシングを開始。奈良・王寺工高時代、同じ高校の荒本一成とともに総体3連覇、選抜2連覇、国体3連覇という史上初の高校8冠を達成。東洋大進学後の2冠を合わせてアマ10冠を獲得。得意パンチは左ストレート。家族は両親と弟、妹。身長177センチの左ボクサーファイター。