アジア最大の格闘技団体ONEチャンピオンシップは25日、23日にさいたまスーパーアリーナで行われた「ONE172」での発言について、チャトリ・シットヨートンCEOが謝罪する公式声明を発表した。
同CEOは「マラット・グレゴリアンVS海人」が、グレゴリアンの計量失敗によって中止になったにもかかわらず、その責任が海人にあるかのようにコメント。さらに「ファイターは戦いたい時に戦う。恐れている時には戦わなくてすむ、あらゆる理由を探す。私はこの業界で長いが、常にそういうのを見てきた。彼は小さい団体で戦うべきだと思う」などと海人に対して侮辱的な言葉も発していた。
以下、同CEOの公式声明。
「皆さまと同様に、私はマラット・グリゴリアン選手と海人選手の試合を楽しみにしておりました。グリゴリアン選手は制限時間を過ぎてハイドレーションテストをクリアし、350グラムの体重オーバーとなりました。この時点で、グリゴリアン選手にはファイトマネー総額の20%が没収され、海人選手に渡るというペナルティーが課されていました。体重オーバーが1ポンド(約454グラム)未満の場合、世界の主要な格闘技団体における標準的な対応は、キャッチウェイトでの試合を交渉することです。当然ながら、海人選手が試合を辞退されたことに私は残念な気持ちを抱きました。しかしながら、ONEチャンピオンシップのCEOとして、このような感情を記者会見の場で表現したことは不適切でした。海人選手の勇気の欠如に関する発言につきまして、心より謝罪し、正式に撤回いたします。海人選手は日本で高く尊敬されているチャンピオンです」。
またONEは計量などを含む医療基準について「ONEチャンピオンシップはアスリートの安全性において世界最高水準の基準を持っています。これはF1、NBA、MLB、プレミアリーグなどの世界最大のスポーツ団体と同等のレベルです。実際、ONEは医療プロセスとアスリートの健康管理に、他の99%の格闘技団体がイベント全体にかける費用よりも多くの資金を投じています。我々の医療プロセスには、以下が含まれます。▼試合前の義務的な身体検査(心電図、血圧、可動域など)▼神経学的検査・感染症血液検査(HIV、HBsAg、抗HCV、および全血球計算)▼脳MRI/CTスキャン▼眼科検査▼ランダムなパフォーマンス向上薬物検査▼アスリートの過度な脱水を防ぐための水分状態評価。ONEは常勤の医療専門家(医師や医療の専門家を含む)をスタッフとして雇用しています。また、試合に関連したけがに対する全ての医療費(医学的検査、入院、手術、リハビリテーション、必要に応じた薬など)をアスリートのために負担しています」と説明した。