旭道山おいの波田大和が初防衛戦へ「メインはうれしい」挑戦者渡辺「勢いに飲まれないよう」

初防衛戦に向け計量クリアした東洋太平洋スーパーフェザー級王者波田大和(左)と同級3位渡辺卓也

大相撲の元旭道山のおいでプロボクシング東洋太平洋スーパーフェザー級王者波田大和(28=帝拳)が初防衛戦に臨む。5日、東京・後楽園ホールで開催される「DYNAMIC GLOVE on U-NEXT」のメインに登場。同級3位渡辺卓也(36=DANGAN)の挑戦を受ける。4日には東京・文京区の日本ボクシングコミッションで前日計量に臨み、リミット58・9キロでパスした渡辺に対し、100グラム少ない58・8キロでクリアし「メインはうれしいですよね」と声をはずませた。

昨年6月、前王者の坂晃典(仲里)に3回TKO勝利を収めて、15年10月のプロ転向から9年で念願のタイトルを奪取。同11月、プレス・カルコシア(フィリピン)とのノンタイトル戦で4回TKO勝利を挙げて以来、約5カ月ぶりのリングとなる。過去にスパーリングした会見もある元WBOアジア・パシフィック同級王者渡辺との対戦に向け、波田は「本当に仕上げてこられた。渡辺選手はめちゃめちゃ優しい方なので、それをリングに持ち込まないでやりたい」と気合を入れた。

約1カ月前から所属ジムの自身のロッカーには王座ベルトをつるし、毎日のジムワークで王者としての自覚を持つようにしてきた。世界ランキングもWBA9位に入っているが「世界ランクは見ていない。渡辺選手との試合だけにピントを合わせてきた。今は渡辺選手とやることだけ」と集中力を研ぎ澄ませた。

父寿和さんも行司の木村寿之介という相撲一家だが、試合当日は仕事の都合で不在となる。波田は「自分より試合を見に来られない父の方が緊張している。勝って安心させてあげたい。カルロス(・リナレス)トレーナーと練ってきたことがちょっとでも出れば勝てると思う。倒しにいかないように倒すみたいな感じで」と意気込みを示した。

一方、挑戦者の渡辺はプロ57戦目で6度目の東洋太平洋王座挑戦となる。「またいただいたチャンスなので。今まで(東洋太平洋王座で)戦ってきた選手とは違う王者となる。動物的な強さを感じる。勢いに飲まれないように戦いたい」と平常心を貫いていた。