<プロレスリング・ノア:後楽園大会>◇14日◇東京・後楽園ホール
プロレスリング・ノア後楽園大会メインイベントで「ノーDQタッグマッチ」(反則裁定なしルール)が行われ、「チーム2000X」のGHCヘビー級王者OZAWA&遠藤哲哉と、「ケンケンタッグ」(KENTA&拳王)が激突した。
試合は竹刀、スチールのゴミ箱、パイプいす、脚立などの武器を両軍選手が振り回し、リング内だけでなく場外でもカウントなしで好きなだけ暴れられる文字通りの乱戦となった。
そんな中、高々とそびえ立つ脚立の頂上でKENTAがOZAWAに渾身(こんしん)の頭突き3連発。そしていすで殴打して、OZAWAをリング上に設置された長机の上にたたき落とした。
OZAWAは真っ二つに折れた長机の上でダウン。ここでいすを持って加勢しようとした遠藤に対し、拳王が強烈なグーパンチを見舞い、いすごと遠藤を吹き飛ばして排除。残ったKENTAがOZAWAにgo 2 sleep(相手を抱え上げて投げ落とし、顔面に膝をたたき込む打撃技)を決めて3カウントを奪った。
OZAWAがフォール負けするのは、元日の“OZAWAショック”で清宮海斗からベルトを奪って以来、初めて。これで5月3日両国大会でKENTAがOZAWAに挑戦することが事実上決まった。
この試合までOZAWAの母“ヨシミさん”についてSNSでいじってきたKENTAは勝利後のマイクで来場しているとみられるヨシミさんに向け「おいヨシミ! 悪く思うなよ。自分の息子が選んだ道だ。そして、5月3日、あんたはもう1回、悪夢を見ることになるよ」と宣言した。
KENTAはバックステージで「見たかオイ、OZAWA! これで文句ねえだろ。これでもうタイトルマッチ、気持ち良くやらせてもらうよ。お前が前、ノーDQでケガした時どうのこうの言ってるから、その時のコスチュームがこれだったの。いつかこのコスチュームにも決着つけたいってずっと思ってて。今日こうやって決着がつけられて。その部分だけはお前に感謝してるよ」。
この日、着用していたコスチュームが新日本プロレス時代の22年1月5日、東京ドーム大会での棚橋弘至戦(ノーDQ戦)で鼻骨骨折、左股関節後方脱臼骨折、背部裂傷縫合術、左環指腱性槌指と診断される大ケガを負った際に着ていたものだったと告白した。
そして「ヨシミ、来てたんだろ? ふざけんなよ、どういうしつけしてんだよ。これもう待ったなし。5月3日、両国とことんやってやるよ。結局、最後、何が言いたいかっていうと、これで終わりじゃねえぞって。5月3日、最後にお前の息の根、トドメ刺してやるよ」と言い切った。【千葉修宏】