那須川天心「今回は量子ボクシング」「東京、ジャパンで練習」6・8有明で世界6位と前哨戦

記者会見の自己紹介でガッツポーズをするバンタム級那須川選手(撮影・増田悦実)

プロボクシングWBC世界バンタム級1位の那須川天心(26=帝拳)が6月8日、東京・有明コロシアムで世界前哨戦に臨むことが18日、発表された。

対戦相手はWBA世界同級6位ビクトル・サンティリャン(29=ドミニカ共和国)との同級10回戦となる。

那須川にとって今年2月、前WBO世界同級王者ジェーソン・モロニー(オーストラリア)戦に判定勝利して以来、約4カ月ぶりのリング。同日には都内のホテルでカード発表会見に臨んだ。主な一問一答は次の通り

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-世界前哨戦になる

那須川 前回、モロニー選手と戦って、しっかり自分の実力は世界に通用することが、自分自身もそうだし、見ている人も分かったと思うので、今回、世界前哨戦として戦うことになったと思う。今回の相手は初めてサウスポーの選手で、今の世界王者はサウスポーが多いので、それに向けてという意味でもありますし。この間で、ボクシングを始めて2年が経った。この2年間でこの立場まで来られたのは、日々のトレーニングだったりとか、周りの環境に恵まれているなと思いました。ここまでしっかりこられたので、こっからが勝負だと。那須川天心の次の試合、今年どうなるか本当にたくさん楽しみなことがいっぱいあると思う。今回の試合でも、しっかりとのろしをあげたい。

-転向7戦目のテーマ

那須川 世界王者はサウスポー選手が多いので、そこに向けた戦いということになりますかね。

-サンティリャンの警戒ポイントは

那須川 全体的に何でもできる選手で、近い距離も、遠い距離も、しっかりと何でもできる。そこで打ち負けないようにしないといけない。

-自ら対戦相手をリクエストしたか

那須川 リクエストは入れていないですけど。僕の中では、世界挑戦するまでは、本当にいろいろな経験をすることが大事だと思っていて。モロニー戦もピンチになった時もあれば10ラウンドしっかり戦えたこともある。今までやったことないタイプの選手で、いろんなことを試合で経験し、吸収することがチームの方針でもある。そういった意味でサウスポー。決まっていた選手やいろいろ候補もいたが、その中で、一番強い選手を選ばせていただいた感じですかね。

-今後の調整は

那須川 僕は東京ジャパンの方でトレーニングを繰り返してやっていく。走り込みは成田でやってきて、その後は大阪で心と体、自律神経だったりとか、体を動かせていないところを動かす合宿をやってきた。今、戻ってきたので東京、ジャパンで練習をやっていきたいと思っている。

-大阪合宿での(ドジャース山本も採用する)BCトレーニングで新たな発見は

那須川 詳しくは分からないですけど、量子の世界に行っていますね。量子力学の。今回は量子ボクシング、そこらへんを意識しながら。一言でいうとそうなる。

-WBOアジア王座返上の意図は

那須川 意図は特にない。あくまでも僕の場合は、世界を取るための挑戦権をもらうためのベルトだった。そこで防衛するとか意識していない。だからこそ返上して、次に向けてというか、世界前哨戦をやることになったというのが意図ですかね。

-同じ興行で戦う中谷選手の印象は

那須川 印象ですか…印象。まあ誰が見ても強いと思いますし、パウンド・フォー・パウンド(階級を超越した最強選手ランキング)に入っている訳じゃないですか。中谷選手に限らず、日本人が多く入っている。その時代に自分がボクシングできて幸せだと思うし、だからこそ比較されるのもわかるし、だからこそ本当に試されていると思いますよね。あと最近、中谷選手が洋服の広告に出ていて、すごく格好いいなと思いましたね。さんま御殿も良かったです。

-前哨戦で試したいこと

那須川 前回の試合で、初めて僕はいわゆるボクシングの距離に飛び込んだというか。足を止めて打ち合っていうところを見せられたと思うので。その距離をやろうと思わないが、その距離もできるようにという状況にしておきたい。全部できないと最強になれないし、オールマイティーであることが本当に大事だと思う。僕の形はどちらかと言えばアウトボクサーですけど、こういう動きもできるよと。全部見せておくと自分のアウトボクシングも生きたりする。前回見せられなかった近い距離での攻防も、次はレベルの高いものだったり、ちょっとずつ見せていけたらいいなと思いますね。

-前哨戦でKOを狙う

那須川 もちろんあるのですけれど、狙いすぎるとやっぱ倒せないというところもある。1試合1試合、徐々に課題が見えてきた。今まで大ざっぱな課題だったが、今は細かい細かい課題になっている。そこの細かい部分をより調整したい。調整して集約していけば倒せる選手というか、そういうところも出てくると思う。徐々にやっていって、うまくはまれば倒せると思います。

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