【SPACE ONE】K1契約下の“強行”参戦黒田斗真「秒殺するつもりで」「後々はONE」

K-1との契約が残る中、参戦を決意した黒田斗真(右)

中国のプロキックボクシング大会SPACE ONEが日本に初上陸し、BOM(ザ・バトル・オブ・ムエタイ)と手を組んだ「SPACE ONE×BOM」が5月11日に、東京・アリーナ立川立飛で開催される。

今大会で注目されるのが、K-1からの離脱を希望し、契約が残っている状況ながらも参戦を決意した前K-1ワールドGPバンタム級(-53キロ)王者黒田斗真(24)。K-1のマッチメークや契約上の処遇に不満を持ち、強引に他団体参戦へとかじを切った黒田はどのような心境で試合に臨むのか。以下、一問一答。

-23年12月9日『K-1 ReBIRTH2』での石井一成戦以来、1年半ぶりの試合です。K-1との契約が残っている中、参戦が発表されての反響は

「反響がすごかったですね。僕の試合が決まったということよりも、記者会見で僕が『K-1との契約は残っている状態ですが強行突破』と発言したことに関しての反響が大きかったかなと思います」

-この1年半はずっと練習していたんですか

「試合前と変わらないぐらいの練習をしていて、いつ試合が決まっても大丈夫なように準備はしていました」

-体重もそんなに増えることもなく

「そうですね。1年半は節制していたので、体重もあまり増えずにやっていました」

-途中で心が折れることはなかったですか

「K-1といろんなことがあって、いろんな人が離れていったり、裏切られることもあったりで、正直なところ、このまま格闘技を辞めようと思ったことが何度もありましたが、それでも僕がリングに戻ることを待っているファンから『絶対に復帰してください』といったSNSのメールをいただいたり、身近な人がサポートしてくれていたからこそ続けられましたし、リングに戻れるようになったと思います」

-K-1で9連勝して絶好調の時に、なかなか黒田選手の試合が発表されないことで心配になっていたファンも多かったと思います

「僕が試合をしていない事情をみんなは知らなかったので、ご心配をおかけしました」

-そういう期間に一番、頼りになったのはどなたになりますか

「細川バレンタインさんとジョビンさんのYouTubeチャンネルに一緒に出ていただいたFORWARD GYMのオーナーの宮地貴士さんには、僕のことでずっと動いてくださいました」

-今は、どういった練習環境なんですか

「小学校の時から一緒に格闘技をやってきた兄の勇斗が代表をしているFORWARD GYMで練習したり、K-1ともめてから出稽古を拒否されるジムもありましたが、他にも受け入れてくれるジムに行ったりしています」

-試合も決まって練習ではどこを強化していますか

「ここ最近のK-1では倒せる試合がなかったので、今回勝つのはもちろんですけど、倒し切るための練習をずっとしてます」

-それでは、スタイルも変わったり

「そんな大幅に変わってるかと言われたら分からないですけど、やっぱり自分の中のテクニックは1年半前と全然違いますし、技の引き出しは増えたかなと思います。成長している手応えは間違いなくあります」

-今回対戦するシワラット・ウォーリンティダ選手に関しては、どのくらい情報をつかんでいますか

「試合映像をちょこちょこ見たところ、印象的にはムエタイスタイルなのかなと。一度、K-1でタイ人選手とやった経験もあるので(2022年12月3日、ヨーシラー・チョーハーパヤックに延長判定勝ち)、そこで自分がダメだったところを改善して倒しに行こうと思います」

-シラワット選手は2024年9月の『BOM47』に来日し、竜哉・エイワスポーツジム(奥脇竜哉)選手とWBCムエタイ世界フライ級王座決定戦を争い、1R2分45秒、竜哉選手の左ボディでKO負けしています

「もちろん比較されると思うんですけど、その選手よりも早く倒して、僕はどんどん世界に向けていきたいと思っています」

-秒殺もありえると

「秒殺するつもりでリングに上がろうと思っています」

-黒田選手が戦線離脱している期間、キック界では軽量級も盛り上がっていましたが、いろいろとたまっていたものもあったんじゃないですか

「軽量級戦線が盛り上がっていても、その中で僕は試合ができてないかったんで、悔しい気持ちももちろんありましたし、僕が戻った時にそこにしっかり名前を刻めるように練習をしてきたんで、今回の試合をいろんな人に見てもらって、やっぱり黒田が一番強いんちゃうか? と思ってもらえたらいいなと思います」

-今回勝って、その先はどういったリングに上がりたいとか考えてることはあるんですか

「後々はONEとかで試合をしていきたいなと思うんですけど、まずは目の前のことに集中しています」