アジア最大の格闘技団体ONEチャンピオンシップは8日、対戦相手マラット・グレゴリアンの計量失敗によって3月のONE日本大会での試合が流れていた海人(27=TEAM F.O.D)が、今月23日の「ONEフライデーファイツ(FF)109」(タイ・ルンピニースタジアム、U-NEXTで独占ライブ配信)に緊急出場すると発表した。
海人はモハメド・シアサラニ(22=イラン)とフェザー級キックボクシングで戦う。シアサラニはONE5勝2敗(1KO)。フェザー級暫定世界王者野杁正明がONEデビュー戦で敗れたシッティチャイ・シッソンピーノン(タイ)にもダウンを奪って判定勝ちしている強豪だ。
海人はONE日本大会で、計量を失敗したグレゴリアンとのキャッチウエートでの対戦を拒否。相手がミスを犯したにもかかわらず、ONEのチャトリCEOが試合を受けなかった海人を非難したため、海人が主戦場とするシュートボクシング(SB)協会がONEあてに抗議文を提出。その後、同CEOと海人も同席のもと、和解が成立していた。
和解後、急遽ONEサイドからSB協会に5月初旬での海人VSグレゴリアンについて提案があり、さっそく実現に向けて交渉を進めたものの、グレゴリアンサイドとの調整がつかなかったため、このタイミングでの両者の対戦は実現には至らず。そこでONEからグレゴリアンの代替選手としてモハメド・シアサラニの名前が上がったという。
それを受け、昨年12月以降、試合間隔が空いている海人からも5月に試合をしたいという意思表示があり、ONE FF109への出場が決まった。海人は6月22日に後楽園ホールで行われる「SHOOT BOXING 2025 act.3」でGLORYライト級1位のエンリコ・ケール(ドイツ)と戦うことが決定しているが、SB協会は海人の意向を尊重し、シアサラニ戦に送り出す運びとなった。
ONE FF109では前K-1ライト級王者与座優貴(27=team VASILEUS)もエルブルース・オスマノフ(ロシア)とのONEデビュー戦を迎えるため、日本人のファンにとっては特に注目の大会となる。