<プロボクシング:フェザー級10回戦>◇14日◇オーストラリア・シドニー・ホーダーンパビリオン
IBF世界スーパーバンタム級1位サム・グッドマン(26=オーストラリア)が復帰戦を飾った。自身の左目上裂傷を理由に2度も4団体統一同級王者井上尚弥(32=大橋)への挑戦をキャンセルして以来のカムバック戦としてセザール・バカ・エスピノーザ(23=メキシコ)とのフェザー級10回戦に臨み、3-0(99-92、99-91、100-90)の判定勝利を挙げた。
8回にスリップで倒れ、9回には偶然のバッティングで両目上を裂傷したものの、左ジャブを軸とした手数と攻勢力で圧倒。デビューから区切りの20連勝となった。グッドマンは「ケガを回避しようとしたが、今年はそういう状況じゃなかっただな」と振り返り、家族、友人や陣営のサポートに感謝。「みなさんがいなければ乗り越えられなかった。この道のりには多くの努力とサポートが必要だった。私を支えてくれたことに感謝している」と口にした。
契約を結ぶオーストラリアのプロモート大手ノーリミット社のジョージ・ローズCEOは、井上との指名試合が終わっていないことを強調し、試合実現への意欲を示している。ただバカ・エスピノーザ戦で両目上を裂傷しており、再び治療することが必要となる。なおノーリミット社は15日正午にグッドマンの今後についてなどを会見で明らかにする予定となっている。
一方、井上は9月に名古屋でWBA世界同級暫定王者ムロジョン・アフマダリエフ(ウズベキスタン)、12月にサウジアラビアでの世界戦、来年5月頃には東京ドームでWBC世界バンタム級王者中谷潤人(M・T)と対戦する青写真を描いている。