【東京女子】中島翔子の王座に鳥喰かやが挑戦直訴「自分をさらけ出せるような熱い試合がしたい」

挑戦を表明された中島翔子(左)はベルトを手に鳥喰かやににじり寄る

<東京女子プロレス:品川大会>◇17日◇東京・品川プリンスホテル内クラブeX◇観衆335人(超満員札止め)

セミファイナル(第6試合)のタッグマッチで中島翔子&鳥喰かやが、荒井優希&宮本もかと対戦。鳥喰が11分30秒、旋闘鳥流でもかから3カウントを奪って勝利した。

終盤、鳥喰がもかに鳥籠(変形チキンウィング)を狙うが荒井が強烈なビッグブーツでカット。荒井が中島をサソリ固めで捕獲する間に、もかが鳥喰に羅生門(グラウンドコブラ)を仕掛けるが、これはロープエスケープで難を逃れた。

鳥喰はソバットから、もかのゼロ戦キックをかわしてバック宙キック。さらにセカンドロープ・ローリングセントーンを投下して旋闘鳥流(セカンドロープから飛ぶヴァルキリー・スプラッシュ)を狙った。だが荒井がパンチでカットした。

その荒井を中島が619で場外へ排除。さらに中島が荒井にトペ・スイシーダを見舞ってくぎ付けにすると、鳥喰がもかにシャイニング延髄斬りから旋闘鳥流で3カウントを奪った。

鳥喰は試合後のマイクで「私、デビューして4年経ちました。動くのが好きなだけだった私を中島さんがこの東京女子に紹介してくれて。3WAYみたいな面白い試合も強い相手との試合も、勝っても負けても全部面白いな、楽しいなで終わるような状態で。ベルトは上の人や先輩が、そういう人たちがやることで、私とは違う世界だなとずっと思っていました。でも最近、ちょっとその感覚が変わってきて。ベルトを懸けて先輩や同期、後輩がいろんな試合しているのを『すごいな』じゃなくて、『私だったらどうするか』『私なら』『私だって』と思えるようになりました」と自身のレスラーとしての成長に言及。

そして「このカードが決まって、この試合に勝ったら絶対言おうと決めてました。私も全力の試合がしたいです。ベルトをかけて。いつもだって全力出しているけど、それ以上に自分の感情を、心をさらけ出せるような、自分を超えるような熱い試合をベルトをかけてしたいです」と米MLWのMLW世界女子フェザー級王者である中島にベルト挑戦を直訴した。

中島は「オマエとはこういう形で勝負したいと思っていた。たぶん、オマエの能力を誰よりもわかっているのは私だと思う。オマエのファンより、ほかの東京女子の仲間より、オマエの強さを一番わかっているのはたぶん私だと思っている」と鳥喰を高く評価していると明かした上で「このベルト、なんのベルトかわかるか? 私がアメリカにいくために必要なベルト。夢をかなえてくれる魔法のベルト。なんでかわかる? こんな小さな日本人でも世界を震撼(しんかん)させる大怪獣に変身させてくれる魔法のベルトだから。だからこれを取った時に絶対に誰にも負けないと決めました」と言い切った。

そして鳥喰が「それでも私は全力を超えて、いつも以上に出して、そのベルトを取りにいきます」と食い下がると中島は「じゃあ受けまーす! 明日でもいいよ。私はいつでも試合できるけど、いつがいい?」。鳥喰は「私、6月にデビューしました。ならデビューに一番近い、1日違いの6月7日の品川で、私の5年目の一発目の試合でそのベルトに挑戦させてください」と言うと、中島が握手で返して王座挑戦が決定的となった。