<ボクシング:IBF世界フェザー級タイトルマッチ12回戦>◇24日◇インテックス大阪
亀田和毅(33=TMK)の中盤以降の挽回はセコンドに入った父史郎氏(59)がスイッチを入れた。「もういった方がええんちゃうか」という指示で様子見から切り替えた。結果は惜敗も父子で積み重ねてきたボクシングは見せた。
23年12月、ドラミニに敗れた後、和毅から「おやじ頼むわ」と請うた。「息子に救いを求められたら全力でサポートするしかないやろ」という史郎氏には別の思いもあった。約3年前、コロナで意識を失った史郎氏は2日半も目覚めず、生死をさまよった。その時に「一番心配してくれたんが和毅やった」という。
固い絆で再びタッグを組み、ボクシングのスタイルから変身に取り組んだ。独自のトレーニングで肉体改造にも取り組んできたが、その片りんは示せた。「おやじとは深く話ができる」。信頼しあった父子タッグでフェザー級王者、3階級制覇をあきらめない。