<ボクシング:IBF世界フェザー級タイトルマッチ12回戦>◇24日◇大阪・インテックス大阪
挑戦者のIBF世界フェザー級1位亀田和毅(33=TMK)が兄興毅に続く、世界3階級制覇を逃した。「亀田家最終章」として組まれた同級王者アンジェロ・レオ(31=米国)に挑戦したが、0-2(113-115、112-116、114-114)の判定負けを喫した。
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最終回を終えた時点で亀田が勝ったと思った。
序盤こそ左ジャブの突き合いで打ち負けたが、接近戦を挑んだ中盤から終盤にかけて効果的なボディーブローでレオを苦しめた。12回の終了間際に右カウンターを決めて、勝利をつかんだと思っただけに、採点はちょっと意外だった。
亀田はもっと足を使ってアウトボクシングをすると予想したが、どっしりと構えて接近戦で相手を打ち崩す作戦だった。本来の回転の速いコンビネーションは少なく、拳に力を込めた倒すパンチを打っていた。何としてもベルトを奪うという執念を感じた。レオも驚いていたし、実際に効いている場面もあった。
おそらく試合は亀田の作戦通りだったと思うが、両選手とも明確にポイントを奪ったラウンドは少なかった。それが採点に影響したのだろう。まだ33歳。今の時代は36歳の井岡一翔をはじめ30代半ばで世界トップで戦っている選手は多い。まだまだチャンスはある。
重岡は前回の敗戦を踏まえてアウトボクシングをしたが、パンチに以前のような迫力がなかった。試合後に意識を失うほどダメージを負っていたので、強いパンチを打てなかったのはその影響かもしれない。それでも12回を戦い抜いた精神力、根性には敬意を表したい。【元WBA、WBC世界ミニマム級王者】