武居由樹「大橋ジムの看板を背負って戦う」“横浜BUNTAI”では日本人世界王者は7戦全勝中

前日計量をパスし、挑戦者のユッタポン(右)と写真に納まる世界バンタム級王者武居(左)(撮影・鈴木みどり)

ボクシングWBO世界バンタム級王者武居由樹(28=大橋)が不敗神話を継承する。28日、横浜BUNTAIで同級7位ユッタポン・トンデイ(31=タイ)との2度目防衛戦に臨む。27日、試合会場で前日計量に出席。53・1キロでパスした挑戦者に対し、リミットでクリアした。リニューアル前の同会場で日本人世界王者は7戦全勝中。好データを引き継ぎ、自身初の世界戦メインでベルトを死守する。IBF世界スーパーフェザー級王座決定戦に臨む同級3位力石政法(30=大橋)、同級1位エドアルド・ヌニェス(27=メキシコ)も計量クリアした。

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約22秒間のフェースオフ(にらみ合い)を終えた武居は戦闘モードに入った。ファン51人が公開計量に詰めかける中、ユッタポンと握手を交わした。健闘を誓い合うと「顔つきがすごく良かった。握手はしたけれど戦う目で良い表情をしていました」とうなずいた。

当初は1月24日に組まれたカードだったが、自身の右肩関節唇損傷で再セットされた経緯がある。「迷惑をかけてしまった」と謝罪の気持ちを胸に秘めながら力強く、こう言った。「プレッシャーにはなるが、自分はずっとそれを力に変えてきた。プレッシャーはかけてもらった方がいい。明日は爆発しようかなと」。

20年9月に閉館となった横浜文化体育館は昨年4月、横浜BUNTAIとして生まれ変わった。リニューアル後、ボクシング興行は初開催となる。武居にとって所属ジムが根を張る横浜市で迎えた自身初の世界戦メイン。「大橋ジムにもゆかりのある横浜BUNTAI。今回、自分がメインイベントなので、大橋ジムの看板を背負って戦うつもりでいる」と決意を示した。

「横浜文体」時代、6人の世界王者が7度の防衛戦に臨んで全勝中という心強いデータが残る。17年12月、同門で当時はWBO世界スーパーフライ級王者だった現4団体統一スーパーバンタム級王者井上尚弥以来、約7年5カ月ぶりの世界戦だ。武居は「勝ちたいなと思う」と不敗神話を継承する勝利を誓っていた。【藤中栄二】