武居由樹、3度目防衛戦へ千代の富士流トレーニング導入「筋肉のよろいを」八重樫東トレーナー

会見で戦いたい対戦相手の質問に大橋会長(右)からのひと声を受け苦笑いの武居(撮影・垰建太)

ボクシングWBO世界バンタム級王者武居由樹(28=大橋)が9月の3度目防衛戦に備え、大相撲の横綱千代の富士流トレーニング導入で肉体改造する。

28日、横浜BUNTAIで同級7位ユッタポン・トンデイ(31=タイ)の挑戦を受け、衝撃の127秒TKO勝利。防衛成功から一夜明けた29日、横浜市内の所属ジムで会見し「ダメージなくけがもなく、すぐに練習再開しようと思う」とV3戦を見据えた。次戦はWBOからの指名試合として、同級1位クリスチャン・メディナ(25=メキシコ)の挑戦を受ける予定だ。

昨年12月に手術を受けた右肩関節唇損傷の再発防止のため、指導を担当する元世界3階級制覇王者八重樫東トレーナー(42)は「千代の富士流で(右肩に)筋肉のよろいをつけさせたい」と明かした。同トレーナーも現役時代、左肩関節唇の筋損傷した経験を持つ。当時は腕立て伏せ、懸垂など自重筋トレで肩周辺を筋肉でかため、負傷と無縁の肉体を作っており「自分の経験を踏まえて鍛えたい」と強調。武居も「まだまだ強くなれると思う。上位ランカーとも同様の内容でアピールしたい。9月に向けてしっかり頑張る」と前向きだった。【藤中栄二】

○…武居の会見には、同門の先輩となる4団体統一スーパーバンタム級王者井上が「記者」に変身し「次は誰と戦いたいですか?」と質問する一幕もあった。武居から「て、て(那須川)天心選手です。それで合ってますか?」と応対されると「いや、ちょっと違いました」と残念そうな表情。大橋会長から「答えは誰?」と確認されると、井上は「すみません。そこまで考えていなかった」と苦笑して立ち去った。同会長は「たぶん、井上尚弥と言ってほしかったんじゃないかな」と察して笑わせていた。