那須川天心、スパーリング相手は井上尚弥の元パートナーのロブレス「かなり効かされた」と驚き

那須川天心の練習相手を務めたエリック・ロブレス・アヤラ(撮影・千葉一成)

無敗の格闘家でプロボクシングWBC世界バンタム級1位の那須川天心(26=帝拳)が30日、世界前哨戦に向けて東京・新宿区の帝拳ジムで練習を公開した。6月8日、東京・有明コロシアムでWBA世界同級6位ビクトル・サンティリャン(29=ドミニカ共和国)との10回戦を控える。公開練習では日本未公認団体IBOの元スーパーバンタム級王者エリック・ロブレス(25=メキシコ)との2回のスパーリングを披露した。ロブレスは23年12月、マーロン・タパレス(フィリピン)との4団体スーパーバンタム級王座統一戦を控えていた井上尚弥(大橋)の練習パートナーとして来日していた。

4月下旬から来日し、週3回のペースで那須川とスパーリングを続けてきたロブレスは現在の体重が64キロ。もともと1階級上で、減量に入って58キロだった那須川よりも6キロ多い状況で好戦的に前に出て激しく打ち合った。ロブレスは「この5週間で(那須川は)かなり変わった。スピードも上がった。相手との駆け引きもすべて良くなっている」と絶賛した。

那須川が1発のパンチで終わらず、次々と連打で攻め込むスタイルになったことには「自分が来日した時は2、3発パンチを打ったら動いていたが、今は1、2発当たると6~8発とパンチを打ってくるようになった」と変貌ぶりに驚きの表情を浮かべた。

現時点での那須川のパンチ力についても言及。ロブレスは「パンチもあるし、打つべき場所、あごや腹も1番効く位置に的確にパンチを打ってくる。私の方が体重が重いのにかなり効かされていました」と何度もうなずいていた。那須川はボクシング転向後初めてサウスポー対決に臨むが、ロブレスは「那須川選手はサウスポーを苦手としていないと思う」と解説していた。【藤中栄二】