【ボクシング】トレーナーが“神の左”比較「山中慎介はアイスピック、1回KO増田陸は日本刀」

1回、バンケス(右)に左ストレートを決め、KO勝ちした増田(撮影・増田悦実)

<プロボクシング:Prime Video Boxing13大会>◇8日◇東京・有明コロシアム

バンタム級10回戦で日本同級王者増田陸(27=帝拳)が1回1分27秒、この試合で初めて放った左ストレートでWBA世界同級11位ミシェル・バンケス(34=ベネズエラ)を衝撃KOした。

ジムの先輩で元WBC世界バンタム級王者の山中慎介氏から“神の左”を継承する男は「ドンピシャで当たったのでとても手応えありましたね。いつでも世界に挑戦できる準備は整ったと思います」と断言した。

大和心トレーナーは同じ“神の左”でも「山中はアイスピックのように一点だけに力が集中するパンチ。増田はどの角度で当てても力が加わる、刀で切るようなパンチ」と違いを説明。さらに立ち上がりから積極的に右ジャブを出すことで視点、意識がそちらに集中し、相手は左ストレートが見えなかったと分析した。

“神の左”で目指すは、あとは世界の頂のみ。この日、リングサイドではWBA世界バンタム級休養王者堤聖也とWBO世界バンタム級王者武居由樹が観戦していたが、どの団体のベルトを狙いたいか聞かれた増田は「格好良いと思うのはWBCのベルトです。金と緑の」と昔から憧れていたというWBCのベルトに言及した。

試合前夜は鹿肉のしゃぶしゃぶとステーキというジビエ料理を食し、減量で疲れた肉体を回復させるという。「効果あったと思います。もう1試合くらいできる」と会心の笑みを浮かべて会見場を後にした。

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