世界ランカー対決を衝撃の87秒KOで制したプロボクシング日本バンタム級王者増田陸(27=帝拳)が9日、東京ドームホテルで一夜明け会見に臨んだ。8日、東京・有明コロシアムでWBA世界同級11位ミシェル・バンケス(34=ベネズエラ)と同級10回戦に臨み。1回1分27秒、左ストレート一撃でKO勝利。増田は「昨日は自分が理想とする追求しているボクシングが出せたと思っている。前夜はたくさんのメッセージをいただき、読みながらふつふつと自信がわき上がってくるような思いで過ごしていた」と振り返った。
WBA7位を筆頭に世界主要4団体で世界ランキング入りしている。同級には日本人世界王者が3人もいる。増田は「目の前の試合をクリアして、その先に見えてきたところで挑戦したいというのが正直な気持ち。最短で世界に挑戦するというのも大事だが、その過程を1つ1つ楽しんでいきたい。もっとボクシングを、ボクシング業界を盛り上げていこうと思う」と決意を新たにした。
同門の先輩にあたる元WBC世界バンタム級王者山中慎介氏の愛称から「神の左の継承者」と呼ばれる。山中氏を指導した大和心トレーナーが担当であることも大きい。大和トレーナーは「山中によく比較されるが、陸には陸の良さがある。左を当てるためのやり方とかはいろいろ教えているが、陸の左ストレートはまた違ったものなので。どんな角度であっても倒せると思うので。それをみせたいですね。間違いなく世界挑戦が決まれば1発で取ると思う」と太鼓判を押した。