<プロボクシング:ダイヤモンドグローブ>◇10日◇東京・後楽園ホール
東洋太平洋、WBOアジア・パシフィック・スーパーライト級統一王者・永田大士(35=三迫)が王座陥落した。東洋太平洋同級15位、WBOアジア・パシフィック同級11位のキム・シュヨン(35=韓国)の挑戦を受け、1-2(113-115、115-113、113-115)の判定負け。両王座とも3度目の防衛に失敗し「悔しくてたまらない。応援してくれた方々に申し訳ない。結果をすべて受け入れ、次の行動に移したい」と無念の表情を浮かべた。
13連勝中でWBO世界同級11位にも入るキムは難敵だった。サウスポースタイルからワンツーを狙うものの、ガードで防御され、逆に左ボディー、右アッパー、右フックをねじ込まれた。4回終了時の途中採点では三者三様だったが、8回終了時の採点ではポイントでリードを許した。何とか接近戦からのボディー攻撃など手数で攻め込むものの、競り勝つことはできなかった。
2本のアジア王座ベルトを失った永田は「結果を出せなかった。チャンピン失格。自分の立場として失格です。ボクシングに集中できる環境で勝てない。試合中の選択が間違っていたなと。敵国まで来てくれて、キム選手は強い相手でした」とうなだれた。
キャリアも終盤となる35歳での王座陥落で大きな岐路に立たされた。僅差判定負けでもあり、いずれ再戦の可能性も残されるが「この立場で言うのは…。ただ、これで諦めるのは違う。まずは結果を受け止めないといけない」と反省した。所属ジムの三迫貴志会長は「この試合の勝者が次に指名試合をすることになっている。なので、すぐに再戦というのは…」と言うにとどめていた。