【ボクシング】佐々木尽が挑戦するWBO世界王者ノーマンJr.「闘いの神」上半身裸で練習全部見せ

19日の2度目防衛戦に向けて練習を公開したWBO世界ウエルター級王者ブライアン・ノーマンJr.

2度目の防衛戦を控えるプロボクシングWBO世界ウエルター級王者ブライアン・ノーマンJr.(24=米国)が「闘神」として練習も肉体もすべて公開し、世界王者の余裕と風格を示した。

19日、東京・大田区総合体育館で同級2位佐々木尽(23=八王子中屋)の挑戦を受ける。13日には横浜市のジムで練習を公開し、ロープ跳び、足のステップを意識したシャドーボクシング、バイロン・オグルスビー・トレーナーとのミット打ち、トレーナーの父ノーマン・シニアの持つサンドバッグに強烈なフックを打ち込んだ。

今月5日に来日し、日本で調整しているノーマンJr.は「これまでにないベストコンディションだと感じている。体もできあがっている。体重も問題ない。真の王者の姿をみせたい」とリラックスした表情を浮かべた。すでに実戦練習は米国で打ち上げており、日本では母国で取り組む練習メニューを続けている。ノーマンJr.は「1秒でも早く、1ラウンドでも早く試合を終わらせるようにしたい」と自信の笑みを浮かべた。

佐々木を指導する中屋広隆チーフトレーナー、中屋一生会長が見守る中でも約40分間、みっちりとジムワークに取り組んだ。Tシャツを脱ぎ、上半身裸でミット打ち。大粒の汗を流しながらオグルスビー・トレーナーの持つミットに強烈なパンチを打ち込み、破壊音をジムに響かせた。公開練習後もパンチングボールを打った。包み隠さずに「全部見せ」した王者は「自分が王者であることにはしっかりとした理由があるし、それをみせるためにここにきた。ボクサーは大体、同じ内容の練習をしながらも、結果として名を残し、人物として残っていくかは結果が違いを見せる。記憶に残る選手は結果を残している。自分自身に強さを証明する」と言い切った。

佐々木との違いも明確に口にし「自分自身の頭で考えることを超えていける。すごく自分はクレイジーな男だ。ちょっとキレているぐらいだ。もちろんボクシングは人の顔を殴る。ちょっとしたクレイジーさがないとできない。誰よりもクレイジーだ。自分は闘いの神だと思っている。自分のリミットを超えることに何の恐れもない。リミットを超えていけるから他選手のリミットよりも上をいっているんだ」と豪語した。

将来有望な世界王者として米プロモート大手トップランク社とも契約を結んでいる。ノーマンJr.は「アクション満載の激しい試合になることを約束する。佐々木選手もそういった試合をしてくるだろう。お互いがぶつかり合う試合になる。ただ自分がベルトを持って、勝利を収めて帰るだけ」と王者の風格を漂わせていた。

チーフトレーナーの父ノーマン・シニア氏は「彼のコンディションをみているが。準備万全だ。マラソンをしろ、15ラウンドを戦えと言われようができる状態にある。ここに来て他のボクサーと違う、違いを見せるんだという話もしている。自分たちが輝くチャンスがきた。普通の米国人ボクサーとは違うところをみせたいよねと話しているんだ。ホームから離れ、日本に来て試合することが違いを見せられると思う」と太鼓判を押した。【藤中栄二】