プロボクシング元世界2階級制覇王者の京口紘人(31=ワタナベ)が現役引退を表明した。2日、自身の公式ユーチューブチャンネルで発表した。大阪・和泉市出身の京口は16年4月、2回KO勝ちでプロデビュー。17年2月に東洋太平洋ミニマム級王座獲得し、同7月、IBF世界同級王座を奪取した。18年12月にはWBA世界ライトフライ級スーパー王座を獲得し世界2階級制覇を成し遂げた。
22年11月、寺地拳四朗(BMB)とのWBAスーパー、WBC世界同級王座統一戦に臨み、7回TKO負け。3階級制覇を目指し、フライ級に転向。今年3月にはWBO世界同級王者アンソニー・オラスクアガ(米国/帝拳)に挑戦したが、判定負けしていた。
所属ジムの渡辺均会長はコメントを発表。「京口がこのたび現役を引退することとなりました。プロデビューから、あっという間の9年間でした。大学4年生だった京口と、当時同じくアマチュアで活躍していた(元WBO世界ミニマム級王者)谷口(将隆)をスカウトし、『世界を獲るぞ!』と大阪のスナックで語り合った夜が、まるで昨日のことのように思い出されます。アマチュア連盟のご理解をいただき、プロの世界に誘った京口は、期待に違わぬ活躍を見せ、わずか1年3カ月という日本最短記録で世界王者となりました。その後も2階級制覇を成し遂げ、ワタナベジムの牽引役として常にジムを盛り上げてくれました。直近のオラスクアガ戦でも善戦を見せ、『まだまだやれる』という声が周囲からも多く寄せられていました。しかし、ボクシングで得た多くの経験を糧に、新たな人生へと踏み出す決断をしたことも、一つの英断であったと私は受け止めています。これまで京口を応援してくださったボクシングファンの皆さま、マスコミ関係者の皆さま、そして多大なるご支援を賜りました後援者の皆さまに、心より御礼申し上げます。そして何より、私の夢を実現してくれた京口本人に、感謝の気持ちでいっぱいです。引退後も、京口の新たな挑戦を温かく見守っていただけましたら幸いです。今後ともご指導ご鞭撻のほど、何卒よろしくお願い申し上げます」と感謝していた。