東京女子プロレスは7月21日に大田区総合体育館で夏のビッグマッチ「SUMMER SUN PRINCESS '25」を開催する。同大会で行われるインターナショナル・プリンセス王座戦で王者鈴芽(26)に挑戦する宮本もか(26)は「インターナショナルのベルトが欲しいっていう気持ちは誰よりもある。デビュー戦でタッグを組んだ、一番近い先輩である鈴芽さんを超えたい」と意気込んでいる。
これが3度目のインター王座挑戦。バックボーンの空手を武器に、和の心を大切に戦うもかは、悲願の戴冠を果たした際には「このベルトを持っていろんな国の選手と戦って、ベルトの価値も高めながら自分も高めていきたいんです」という。
もかが空手を始めたのは小学1年の時。自宅の近所にできた空手道場に、母親と一緒に体験に行って通い始めたという。中学受験のために一時期離れたが、中学3年の時に「(中高一貫校で)高校受験もなくてめっちゃ暇だったんです」と空手を再開。現在でも正拳突きや瓦割り(倒れた相手の腹部に手刀をたたき込む)などの技に生かしている。
ただ、空手で目立った入賞歴などはなく、東京女子で空手を前面に押し出して戦うことに、最初はためらいがあったという。しかし、その背中を押してくれたのも鈴芽だった。「空手っていうバックボーンがあることはすごいすてきで、私はうらやましいよ、みたいなことを言ってくれて。どんどん使って、もっと出していった方がいいよって。それでもう前面に出していこうって気持ちになれたんです」と振り返る。だからこそ、そんな鈴芽に勝って成長したところを見せたいという気持ちは強い。
もかは空手以外にも中学時代には茶道部に所属し、大学では日本文化を学んだ。得意技も「羅生門」(卍コブラから相手の右腕を左腿の後ろに回し、両手で胴を絞り上げる技)「鴻臚館」(こうろかん、滞空式コークスクリューネックブリーカー)と“和”を意識したものが多い。だが何度も戦ってきた鈴芽との一戦を前にさらなる進化の必要性も感じている。「何度も戦ってきたので、お互いに手の内を知り尽くしてると思う。いつもの自分の戦い方に何かこう変化をつけていかないといけない」と話す。
大田区大会の2日後、7月23日は「デビュー記念日」。いよいよプロレスラー生活も6年目に突入する。そろそろ初タイトルを獲得してもいいはずだ。