【東京女子】7・21大田区で“最強の挑戦者”迎える女王瑞希「感じてきたものすべて伝えたい」

7・21大田区で最強の挑戦者荒井優希を迎えるプリプリ王者瑞希

東京女子プロレスは7月21日に大田区総合体育館で夏のビッグマッチ「SUMMER SUN PRINCESS '25」を開催する。同大会で行われるプリンセス・オブ・プリンセス王座戦で荒井優希(27)を相手に3度目の防衛戦に臨むのが王者瑞希(30)。

インターナショナル・プリンセス王座を最多6度防衛している“最強の挑戦者”荒井との一戦に向け、瑞希は何を思うのか。話を聞いた。

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-名実ともに東京女子の絶対王者に近づきつつある感じがします

「でも『私が中心にいなきゃ』とかはあまりなくて。みんなから常に支えてもらっているチャンピオンだなって感じるので。1人で突っ走ってるというよりは、みんなと一緒に走りながら、みんなに背中を押されて真ん中に立ってる感じがすごいします」

-挑戦者の荒井選手について感じることは

「(アイドルグループSKE48を卒業し)プロレス一本になって、それは一つの大きな覚悟だと思うので。その覚悟を受け止めたいし、東京女子ってまだ私の方が長くいるから。知ってることとか、今までのこととか…東京女子を大切にしてくれるなら、自分が感じてきたものをすべて試合で伝えられたらいいなあと思います」

-荒井選手は瑞希選手の印象について「あんなにきゃしゃなのにエルボー一発一発がすごい重い」という話をしていました

「気持ちのないエルボーって、体にはすごく痛く感じても、心に全然響いてこないなって思うんです。何を考えているのかとか、伝えたいこととか、あの(エルボーを受けた)瞬間に特に感じるので。ヘトヘトの時のエルボーでもすごい心に響いてくるから。力強さと気持ちと、どっちも強い時が一番、エルボーが強いなって思うかな。でもそういう荒井ちゃんもエルボー相当重いです(笑い)」

-荒井選手は体格からして強そうですが、瑞希選手は気持ちが強そうです

「なんか本当にすごい負けず嫌いなんですよ。ゲームとかでも、小さい頃、ぷよぷよとかやるじゃないですか。妹に負けるのがすごい嫌で、だからもうそれやらないみたいな。でも裏ではこっそりやってる(笑い)。この東京女子のプリプリのベルトに関しては、負けても負けても諦めきれなかったですね。何度も何度も挑戦したし。自分1人の夢じゃなかったから。夢をすごい応援してくださってる皆さんの気持ちも乗せてもらってたから」

-瑞希選手といえば得意技の「渦飴」(相手と接触すると同時に360度錐揉み回転しながら体重を浴びせて押しつぶす変形クロスボディ)がインターネットでもバズっています。あの技はどういう発想から生まれたんですか

「あれは、それこそ、タイトルマッチでユカっち(坂崎ユカ)と戦うときに、もう何もかも知られているパートナーで、プライベートでも毎日ずっと一緒で、私のメンタリティも知られていて。このままじゃ勝てないと思った時に何か知らないことをやらなきゃと思って考え出しました」

-どのように考え出したんでしょうか

「私はデビューしてからずっとクロスボディを大事にしてきて。積み上げてきたものをもっとびっくりするものにするというか。本当に小さな小さな積み重ねをずっとしてきて、クロスボディが高く飛べるようになって。その積み重ねがあったからできたし、自分の体形だからこそできた技だったんです。自分の体形に対して『小さい』とか、そういうネガティブなものを払拭できた。私はこうだからって思えた、本当に自分の背中を押してもらった技です」

-あれはクロスボディの進化形だったんですね

「あんなにたくさんの方に届いたり、びっくりしていただく技だと思ってなかったので、逆に私がびっくりします」

-すごい美しい技です

「技のきれいさとか、さくらえみさんの影響があって。指先まで伸ばしなさいとか。すごい技のきれいさも大事だっていうのを教えてくださってたから。多分それがすごいしみついてて。“はっ”て一瞬でも心がキラッとなるような瞬間ががあったらいいなぁと思いながらやっています」

-荒井選手とのプリプリ戦はどういう展開になりそうですか

「荒井ちゃんってなんかアイドルなのに、すごい体つきが良くて。面と向かった時に『あれっ? でかい!』って思うんですよ。で、やっぱり足一つ取るのにも大きいというか、しっかりしてる。力も強い、動きも速い。いろんなものを兼ね備えてると思ってて。しかも気が強いのも分かる。目が鋭くなる瞬間とかをすごく感じるから。私が積み上げてきたものじゃないものを、たくさん積み上げてきている人だと思う。後輩ですけど気の強さみたいなのにのまれたら終わるなと思いますね」

-荒井選手は体格も良くて、男子の格闘技なんかでよく言う「生物的な強さ」を感じる選手です。普通なら、そういう強さには付き合わずに戦いたいところなのでは

「そうですね、生まれもって強いタイプの人って感じがあって。手足も長いから厄介だなってすごい思います。(打撃が)届かないところに届いてくるじゃないですか。まず勢いに乗らせないようにしなきゃいけないけど、でもその勢いも全部、受け止めたい気持ちもあるんですよ。本当に全部、私の持ってるもの、持ってる感情を伝えたいから。ただ、後輩だけど荒井優希だから、強いのは分かってる。のみ込まれないようにして、手加減はしないです」