【ノア】拳王が強烈卍蹴りでOZAWAに失神KO勝ち、20日後楽園でKENTAと初防衛戦決定

強烈な卍蹴りでOZAWAを失神させてレフェリーストップ勝ちした拳王

<プロレスリング・ノア:後楽園大会>◇19日◇東京・後楽園ホール

メインイベント(第7試合)でGHCヘビー級王座戦が行われ、挑戦者の拳王(40)が22分11秒、躰道(空手をベースに、アクロバティックな動きを取り入れた日本の武道)の超卍蹴り(手をついて体を前方に回転させ、その勢いで上から打ち降ろすように放つキック)で王者OZAWAを失神させてレフェリーストップ勝ち。OZAWAが7度目の防衛に失敗し、拳王が第47代王者に輝いた。

拳王は昨年2月にイホ・デ・ドクトル・ワグナー・ジュニアに敗れて王座陥落していた。だが自身のYouTubeで躰道の達人から学んだ技で、その時以来となる通算4度目の戴冠を果たした。

拳王はOZAWAのセコンドについたヨシ・タツらチーム2000Xの介入に苦しみ、試合終盤にはOZAWAのおきて破りのPFS(プロフェショナル・フットスタンプ)を被弾。続けてリストクラッチ式ブルーサンダーも浴びて大ピンチに陥った。

だがOZAWAがトドメとばかりに繰り出したReal Rebel(ワンステップでコーナーポストに飛び乗って繰り出すフェニックス・スプラッシュ)は回避。逆転を狙った拳王スペシャルは決まらず、ニールキック、オーバーヘッドキックと連続で浴びたが、リストクラッチ式ブルーサンダーを1回転して足から着地。OZAWAのキックにカウンターのハイキックを合わせてダウンを奪った。

そして立ち上がったOZAWAに卍蹴りを浴びせると、王者は完全に失神。すぐにレフェリーが試合を止めた。劇的な幕切れに超満員の後楽園ホールは割れんばかりの歓声に包まれた。拳王は試合後のマイクで「OZAWA! 今年に入ってお前のこと、腹立たしいことばかりだけど、お前は今年本当に良くやってると思う」と、今年1・1日本武道館大会での“OZAWAショック”で清宮海斗からGHCヘビー級王座を奪って以来、ヒールながら団体を引っ張ってきたOZAWAにねぎらいの言葉をかけた。

そして「プロレスは勝ったけど(試合途中に披露し合った)ブレイクダンスでは完敗だ。まだまだお前とはやりたりない。9月から始まるN-1、そこで予選リーグじゃねえぞ、おいOZAWA! 決勝戦で待ってるからな! プロレス、そしてブレイクダンス、そして客のクソ野郎どもの喜ばせ方も勝負しようぜ!」と呼びかけた。

拳王はその後、KENTAの名前を叫び、「俺がこのプロレスリング・ノアにやってきたのは、てめえの首を刈るためだ。そしてプロレスリング・ノアが本当に大好きになった。プロレスリング・ノアのことを愛してる。その25周年イヤーにケンタ、リングに上がってくれ」と呼び込んだ。

拳王は「感謝の気持ちはあるけど、俺はまだお前の首を刈れてない。このベルトをかけて俺と戦ってくれ!」と要求。KENTAが「断る理由なんかどこにあんだよ。いつでも、どこでもやってやるよ」と返事すると、拳王は「それでこそ、俺が超えたいと思うKENTAだ。いいぞ、明日、後楽園ホール、このベルトをかけてやってやるぞ!」と20日の後楽園で戦うと宣言。KENTAが「ちょっと急じゃない?」と言うと、ファンから“明日コール”が巻き起こった。KENTAは「いや、どんなコールだよ! 初めて聞いたよ!」とファンを笑わせてから「明日、やってやるよ!」と承諾。20日後楽園大会での王座戦開催が決定した。