【東京女子】瑞希が渦飴繰り出し元SKE48荒井優希下しV3「近い未来が楽しみになりました」

荒井優希を締め上げる瑞希(上)

<東京女子プロレス:大田区大会「SUMMER SUN PRINCESS '25」>◇21日◇東京・大田区総合体育館

メインイベント(第9試合)でプリンセス・オブ・プリンセス王座戦が行われ、王者瑞希(30)が21分55秒、キューティースペシャル(変形ブロックバスター・ホールド)で挑戦者荒井優希(27)から3カウントを奪取。3度目の防衛に成功した。

アイドルグループSKE48を卒業し、プロレス1本で勝負するようになった荒井は、初めてのプリプリ王座挑戦でベルトを奪うことはできなかった。

試合後、瑞希がしゃがみ込む荒井に手を差し出した。しかし死力を尽くして戦った荒井は立つことができない。王者に向かって「動けない、立てないよ!」と言うのが精いっぱいだった。すると瑞希は笑顔で歩み寄り、荒井を引き寄せて抱きしめた。さすがの振る舞いだった。

きゃしゃな体で、底知れぬ体力。荒井の渾身(こんしん)のビッグブーツを何発も浴び、雪崩式フルネルソンバスターも食らった。サソリ固めで締め上げられた。しかし終盤、荒井のFinally(かかと落とし)を回避すると、駆け上がり式フットスタンプ、そしてロープに走って、ネットでも大バズりしている渦飴(回転式変形クロスボディ)を見舞った。最後はコーナー最上段からフットスタンプを放ち、キューティースペシャルにつなげた。

試合後のマイクでは「荒井ちゃんはスーパーマンみたいだけど、スーパーマンに強がって見せてるところもあると思います。でも今日、戦ってあらためて荒井優希のすごさを感じました。とっても、とっても未来が、近い未来が楽しみになりました」と荒井を思いやった。

そして「私は今日、第1試合からみんながつないでくれたバトンを受け取って、最後まで走り切ることができて、みなさんと一緒に今いれるのがすごい幸せです! 私たち東京女子プロレス全員で『明日が楽しみになるプロレス』をこれからも全力で届けていくので、受け取ってください!」と団体の顔としての役割を100点満点の出来でまっとうした。

次の目標は史上最多3度目の東京プリンセスカップ制覇だ。プリプリ王者のまま同トーナメントに突入することになった瑞希は「この夏はプリンセス・オブ・プリンセスが、もうトッププリンセスになります。姫ですね」と優勝へ意気込みを示した。

◆荒井優希の話「分かっていたけど、まだまだ瑞希さんのいる場所は高くて。瑞希さんの積み重ねてきたものをすごく感じました。でも、これが人生で1回きりのチャンスじゃないので。いつかはベルトを巻けるような存在になりたい。その時、堂々と自分が一番、自分を認められる状態で、また挑戦したいと思います」