比嘉大吾の挑戦受けるWBA正規王者バルガス来日「似た選手を召喚」ラスベガス合宿に手応え

30日に比嘉大吾の挑戦を受けるWBA世界バンタム級正規王者アントニオ・バルガス

プロボクシングWBA世界バンタム級正規王者アントニオ・バルガス(28=米国)が23日、羽田着の航空便で来日した。30日、横浜・BUNTAIで、同級2位の元WBC世界フライ級王者比嘉大吾(29=志成)の挑戦を受ける。ドエル・モンテス・トレーナーら陣営5人で到着し「(飛行機で)ずっと寝られたので体調良くいられた」と満足そうな表情を浮かべた。

拠点となる米フロリダ州キシミーに加え、米ネバダ州ラスベガスでも最終調整したと明かし「もうエリートがたくさんいるラスベガスでのキャンプを終えてここにきている。ラスベガスでは比嘉に似た選手を召喚してスパーリングした。コンディションはバッチリ」と自信の表情を浮かべた。モンテス・トレーナーも「何か新しいこともしていこうとラスベガスにも移動し、60ラウンドほどスパーリングしたんだ」と手応えを示した。

比嘉の試合動画は直近2試合をチェックしたという。昨年9月のWBO世界同級王者武居由樹(大橋)戦、そして今年2月のWBA世界同級王者堤聖也(角海老宝石)戦の動きを確認し「しっかりと研究してきたよ。タイトル戦が多い選手なので見てきたし、オーバーハンドフックは気を付けたい。パワーパンチャーだし警戒している。ベルトを奪われないように頑張る」とリラックスした笑み。左右ともにパワフルなパンチを持ち、スピードも持ち味のバルガスは「自分もエキサイティングな試合をみせるのが好きだ。アウェーだが、自分が勝つ」と王者らしいオーラを漂わせた。

16年リオデジャネイロ・オリンピック(五輪)代表でアマ戦績125勝7敗。昨年12月のWBA世界同級暫定王座決定戦では、対戦相手のウィンストン・ゲレロ(ニカラグア)とダウンの応酬の末に勝利。正規王者だった堤が左目手術により休養王者となったことを受け、正規王者に。初防衛戦となるバルガスは「言葉にするのは難しいが(正規王者となり)規律的なところが違う。ベルトを守っていかなければならないし、守っていく上で違ったベルトも取っていく気持ちにもなっている」と比嘉戦後のプランも口にしていた。