【ボクシング】新王者の高見亨介、山中慎介氏シャドーや井上尚弥サンドバッグ打ちなど模倣の特技

ロサをTKOで破りベルトを手にする高見(撮影・足立雅史)

<こんな人>

<プロボクシング:WBA世界ライトフライ級タイトルマッチ12回戦>◇30日◇横浜BUNTAI

WBA世界ライトフライタイトルマッチで、世界初挑戦となった同級1位の高見亨介(23=帝拳)が王座獲得に成功した。無敗の同級王者で世界2階級制覇王者のエリック・ロサ(25=プエルトリコ)に挑戦し、10回2分48秒TKO勝ち。プロ10戦目で世界初奪取となり、名門・帝拳ジムでは元WBA世界ミドル級スーパー王者村田諒太の14戦目を抜き、最速となった。

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高見は中学入学時から帝拳ジムに通い始め、田中繊大トレーナー(53)とコンビを組んで10年になる。その同トレーナーのスマホには新旧世界王者の動きをマネする高見の動画が残されている。特に同門の大先輩で、12度の防衛回数を誇った元WBC世界バンタム級王者山中慎介氏のシャドーボクシング、そして4団体統一スーパーバンタム級王者井上尚弥のサンドバッグ打ちは特長をとらえている。

所属ジムの浜田剛史代表(64)は「高見は言われたことがその場ですぐにできる。度胸の良さがある。あれこれ言う必要がない」と表現するほど、ボクサーのくせや動きをすぐに模倣できる特技がある。一流ボクサーほど他選手のストロングポイントを見極め、時に自分の技術に吸収する力が長けている。23歳の高見が持つ模倣する力は、さらに大化けする可能性を秘めている。【ボクシング担当=藤中栄二】

◆帝拳ジム輩出の世界王者(JBC登録のみ) 大場政夫、浜田剛史、ホルヘ・リナレス、西岡利晃、粟生隆寛、下田昭文、山中慎介、五十嵐俊幸、三浦隆司、カルロス・クアドラス、木村悠、村田諒太、尾川堅一、岩田翔吉、高見亨介

【ボクシング】高見亨介、世界初挑戦TKO王座獲得 2階級王者ロサに勝利 10戦目は帝拳最速