【ボクシング】旭道山のおい波田大和、激闘ドローV2防衛成功「率直にめっちゃマジで悔しい」

判定でドローとなり浮かない表情の神足(左)と波田(右)(撮影・滝沢徹郎)

<プロボクシング:DYNAMIC GLOVE on U-NEXT>◇2日◇東京・後楽園ホール

大相撲の元旭道山のおいで東洋太平洋スーパーフェザー級王者波田大和(28=帝拳)が激闘の末、2度目の防衛に成功した。同級5位・神足茂利(28=M・T)の挑戦を受け、1-1(113-115、115-113、114-114)の判定引き分け。規定により王座防衛となった。ドローでベルトを死守した波田は「率直にめっちゃマジで悔しい。パンチが当たると思っても当たっていなかった。自分の強さを証明しないといけないのに。本当に悔しいの一言。もやもやしている」と厳しい表情を浮かべた。

5連続KO中だった波田の左ストレートが何度も回避された。挑戦者の右ストレートを浴びる悪循環が続いた。公開となる4回、8回の途中採点ではいずれもポイントでリードされていた。両者ともに鼻から出血。偶然のバッティングで8回に波田、11回には神足が眉間をカット。流血しながらの激闘だった。

波田は「無我夢中だった。(自身が)倒していたイメージがあったので、12回までいってどうなるか分からなかった」と心の余裕はなかったが、9回以降は王者の意地をみせた。至近距離からの左フック、身長で6センチ上の神足を押しきる馬力で終盤もパンチの回転力で猛反撃。波田は「研究されていましたね。伸びた左ストレートは1つも当たらなかった。神足選手の巧みな動きで前にいってきるだけに工夫もできなかった。何をしているんだろうと思っている」と反省した。

世界ランキングではWBA8位、WBC11位に入っている。前日計量後には「後楽園(ホール)止まりと思われないように」と6連続KOにも意欲を示していたが、勝利はつかめなかった。波田は「分けの分からない(戦い方の)ドローになって申し訳ない。もうゼロから、本当にゼロから取り組まないといけない」と危機感を募らせていた。