<AEW:コリジョン大会>◇9日(日本時間10日)◇米バージニア州ロアノーク
新日本プロレスの石井智宏(49)が、新日本参戦経験もあるAEW・TNT王者カイル・フレッチャー(26)に挑戦。垂直落下式ブレーンバスターで3カウントを奪われ、戴冠はならなかった。フレッチャーは初防衛を果たした。
2人は開始早々に額をつけてにらみ合い、そこから両者合計83発を繰り出すエルボー合戦。会場はいきなり最高潮となった。
試合が佳境に入ると石井はコーナーに座ったフレッチャーに頭突き、そして雪崩式ブレーンバスター。しかしエプロンでキックを浴び、さらにマットの端の一番硬い部分に垂直落下式ブレーンバスターでたたきつけられてピンチに陥った。
リングに戻るとキック合戦で両者ダウンするなど、試合は激しさを増すばかり。石井はフレッチャーの雪崩式ブレーンバスターを回避してパワーボム、そして強烈なラリアットをたたき込んだ。その後もヘッドバットでフレッチャーを痛めつけた。
しかしフレッチャーの強烈なヒザ蹴りを浴び、さらにパワーボムを被弾。相手の猛攻撃にラリアットで対抗したが、最後はコーナーに押し込まれてのハイキックから、垂直落下ブレーンバスターにつなげられてカウント3を献上した。
オカダ・カズチカや竹下幸之介と同じドン・キャリス・ファミリーのメンバーでもあるフレッチャーが試合後のマイクで「バージニア州ロアノークの諸君、お前らは歴史の証人になった。AEW史上最長タイトル防衛の最初の1歩を目撃したんだ」とドヤ顔をすると、会場からはブーイング。
それでもフレッチャーが臆せず「次は誰だ! イシイさんとの戦いは俺の新日本での日々を思い出させてくれた」と話したところで、ファンから「タナハシ!」の声も上がった。
フレッチャーは続けて「新日本! FORBIDDEN DOOR(8月24日、英ロンドン「The O2」)でのTNT王座戦にパウンド・フォー・パウンドを連れてこい。誰が相手だろうと再び俺の頭上にこのベルトが輝くことに変わりはないがな」とベルトを誇示した。