プロボクシングWBO(世界ボクシング機構)アジア・パシフィック連盟のレオン・パノンシロ会長が日本開催のWBOアジア・パシフィック王座戦をすべて12回戦から10回戦に短縮することに同意した。
11日、東京・文京区で取材に応じたWBOの副会長も兼務する同会長は「世界に行くまでの道筋として(WBOアジア・パシフィック王座は)10回戦がふさわしいのではないか。今まで地域王座は12回戦だったが、世界に行くまでの10回戦で良い」と明かした。
2日、東京・後楽園ホールで開催された興行で東洋太平洋スーパーフェザー級王座に挑戦した同級5位神足茂利さん(M・T)、日本ライト級挑戦者決定戦に出場した同級4位浦川大将さん(帝拳)の2人が、試合後に開頭手術を受け、経過観察中に死去。統括団体となる日本ボクシングコミッションの安河内剛本部事務局長は「試合が長引けば長引くほど危険性は高まる」と国内開催の東洋太平洋王座、WBOアジア・パシフィック王座を12回戦から10回戦に短縮する方向性を示していた。
選手、トレーナーと30年以上、プロボクシング界に携わってきたパノンシロ会長は「個人的意見」と前置きした上で「約2カ月間の選手のトレーニングが大事で、その選手の状態はトレーナーが理解していると思う。ヘッドギアを装着していても表面上の負傷を防止するものでインパクトそのものを吸収するものではない。私の進言できることとしてはスパーリング数を制限すべきではないか」と私見も付け加えていた。