【ボクシング】異例事態受け10回戦に短縮のタイトル戦、王者「影響ない」挑戦者「何回戦でも」

2度目の防衛戦に向け、計量クリアしたWBOアジア・パシフィック・スーパーフライ級王者川浦龍生(左)と挑戦者の白石聖

プロボクシングWBOアジア・パシフィック・スーパーフライ級タイトルマッチ10回戦は11日、東京・後楽園ホールで開催される。

同級王者川浦龍生(31=三迫)が同級10位白石聖(28=志成)との2度目の防衛戦に臨む。国内の同一興行で2人が亡くなる極めて異例の事態を受け、12回戦から10回戦に短縮されて初のタイトル戦となる。両者は11日、東京・文京区の日本ボクシングコミッションで前日計量に出席。200グラム少ない51・9キロでパスした白石に対し、川浦は100グラム少ない52・0キロでクリアした。

今月8日、12回戦から10回戦への短縮は発表されたばかりだが、川浦は冷静に受け止めていた。「リング禍が起き、対策としてなので。自分自身としては12回戦から10回戦に減ったからといってどうこうはない。12回を戦う準備をしてきたので、それが10回のペースになるだけ。回数が増えたちょっと心配かもしれないが、自分のボクシングに影響はないですね」と静かに燃えた。

一方、挑戦者の白石は23年7月以来、2度目のWBOアジア・パシフィック同級王座挑戦となる。10回戦への短縮に対し「自分は何回戦でも大丈夫です。12回を戦える準備をしてきた。試合への覚悟はつくりあげてきたのでやってやるという気持ちです」と気合を入れ直した。

なお興行全体のラウンド数の関係から国内開催のWBOアジア・パシフィック王座戦が10回戦で行われたケースがある。22年6月のスーパーライト級タイトル戦(平岡アンディ-赤岩俊戦)、24年2月のミニマム級タイトルマッチ(小林豪己-金谷勇利戦)、同年6月のミニマム級タイトル戦(小林豪己-ジョセフ・スマポン戦)、同年10月のバンタム級タイトル戦(那須川天心-ジェルウィン・アシロ戦)、25年6月のバンタム級タイトルマッチ(坪井智也-パン・タオ・トラン戦)などがある。