「本物の女性版ロッキー」元世界4階級制覇王者が47歳で死去 大統領追悼、ラスト投稿3万追悼

自らを「女性版ロッキー」と称した元世界4階級制覇王者アレハンドラ・オリベラスさんが死去(オリベラスさんインスタグラムから)

プロボクシングで女性初の世界4階級制覇を成し遂げ自ら「本物の女性版ロッキー」と称したアレハンドラ・オリベラスさん(アルゼンチン)が7月28日に肺塞栓(そくせん)症で死去した。47歳だった。脳卒中のため、7月14日にアルゼンチン・サンタフェ市の病院に入院。左半身がまひして危篤状態が続き、約2週間後に帰らぬ人となった。引退後のウエートトレで筋肉質な肉体を維持していたため、高血圧だったオリベラスさんのステロイド使用が死去の原因ではないかと母国で声が浮上。検視するかどうかで議論になり、葬儀が1日延期されていた。

アルゼンチンのハビエル・ミレイ大統領(54)はオリベラスさんの愛称「ラ・ロコモトーラ(機関車)」を使用しながら自らのSNSでツーショット写真を添え「ロコモトーラ、さようなら。常に正しい側にいます。安らかに眠ってください」とつづった。約185万人のフォロワーがいるオリベラスさんの公式インスタグラムのラスト投稿のコメント欄には約3万の追悼メッセージが届いた。

身長155センチの右ボクサーファイターだったオリベラスさんは06~08年にWBC女子世界スーパーバンタム級王座(3度防衛)、11~12年にWBA女子世界ライト級王座、12~13年にかけてWBO女子フェザー級王座、13~14年にはWBC女子スーパーライト級王座を獲得。女子ボクサー初の世界4階級制覇を成し遂げた。17年にボクシングを引退。プロ戦績は33勝利(16KO)3敗2分けだった。

引退後、20年以降のコロナ禍の時期には社会活動にも従事し、炊き出しを支援するための組織「チーム・ロコモトーラ」を設立。またボクシングスクールも運営し、低所得の若者たちがジムワーク出来るように門戸を開いていたという。