ボクシング前WBC世界ミニマム級王者の重岡優大(28=ワタナベ)が現役引退を表明した。自身のインスタグラムで発表した。
重岡は「先日、弟・銀次朗が熊本の病院に転院しました。そして今日、俺・優大はボクシング引退を決意しました」と報告。
「国立病院大阪医療センターの先生方、看護師の皆さんのおかげで銀次朗は今も生きています。本当に感謝しています。命の恩人です。銀が元気になったら、必ず2人で挨拶に行きます」と感謝。
弟の銀次朗はプロボクシング前IBF世界ミニマム級王者ながら、5月24日の試合後に急性硬膜下血腫で緊急の開頭手術を受け、都度容体を優大が報告していた。現状については「今は熊本の病院で、1日3時間・3種類のリハビリに挑戦中です。『諦めるなよ、頑張れよ』と毎日声をかけ、あいつの心の炎を消さないよう支えています」とした。
また、引退するにあたってこれまでを振り返り「6歳から共に格闘技を始め、これまで2人で数えきれない壁を乗り越えてきました。銀がいたから、俺はここまで来れた。銀の夢は大きく、まだまだ夢半ばでしたが、これからの人生を彩るのは兄である俺の役目だと思っています」と兄としての責任を吐露。
「銀には、ボクシングをやってきたことを後悔してほしくない。そこで出会った人たち、経験した全てが財産だから。今でも銀を心配してくださる方々から、毎日メッセージが届きます。これから『ここに行けば銀次朗に会える!』そんな場所を作ります。それが新しい夢です。着々と計画は進んでいます。そのために俺も引退を決意しました。後悔はありません。ここからが本当の勝負だろ」と力強い。
「空手やボクシングで学んだこと-毎日コツコツ、日々努力、継続は力-を胸に、新しい道で銀と一緒に花を咲かせます。引退しますが、これからも重岡兄弟の生き様を見ていてくれたら嬉しいです。今までたくさんの応援、本当にありがとうございました。みんな、絶対また会おうぜ」と締めくくった。