立ち技打撃格闘技のKNOCK OUTは「KNOCK OUT56~NEW BEGINNING~」(8月29日、東京・後楽園ホール)でKNOCK OUT-REDライト級(-62.5キロ)王者ゴンナパー・ウィラサクレック(タイ)とスーパーファイトで戦う下地奏人(20=フリー)のインタビューを公開した。
4月に予定されていた試合を負傷欠場し、久々のリングというだけでなく、フリー第1戦で1階級上の現役王者と対戦という、いきなりの大舞台。下地はどう臨もうとしているのか?
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-4月の優翔戦がケガで欠場となり、試合出場は12月30日の横浜武道館大会以来となります
「3月下旬頃、練習中のケガで両目の網膜が裂孔を起こしてしまって、そこから2カ月ぐらいはウオーキングと軽い自重トレーニングぐらいしかできなかったですね。血圧が上がると眼圧が上がって目に負担がかかるので『汗をかくような行為は絶対にしないで』と言われたので」
-体は動くのに運動ができないというのは厳しいですね
「難しかったですね。いつもと全く違ったので、違和感しかなかったです。その間はとにかく大学に行ってました。ちょうどレポートとかが多くなる時期だったので、そっちを進めてました」
-勉強することで血圧が上がったりは…
「それはなかったです(笑い)。5月頃から少しずつ体を動かせるようになったんですけど、6月半ばまではスパーリングもできなくて。そこまでは強度を上げたランニングとか、自重トレーニングも強度を上げてやったりしていました」
-そして今回の試合からフリーとして出場することになりました
「ジムは離れたんですけど、6月、7月あたりから出稽古という形でスパーに行かせていただくようになって、今も交流は途切れず続いています」
-今は、メインの練習環境はどうなっているんですか
「夜はボクシングだったり、他のジムにスパーリングしに行ったりとか、毎日いろんなところに出稽古に行っています。その練習前とか午前中とかは家とか大学の柔道場とかでミットをやったりしています」
-ミットは誰が
「2つ下の弟が持ってくれています。弟はアマチュアでキックをやっていて、高校では大学進学に向けて実績づくりのためにボクシングに行ったんです。それで沖縄県高校新人大会で優勝して、そこからはボクシングも習いつつ、この先どうしようかという感じなんです。自分が言うのも何ですけど、弟は沖縄で過去イチのセンスを持ってると思います。だから、怖いけど、弟のプロデビューも見てみたいなと思っています」
-新しい練習環境になっての第1戦がゴンナパー選手。負傷欠場明け、新たな環境で挑むには、現役王者でメチャクチャ強い相手ですね
「そうですね。でもある意味チャンスなので、そこはうれしいです」
-ゴンナパー選手が新王者となった6月の重森陽太戦はどう見ましたか
「フックが見えづらいんだろうなと思いました。2月の古村匡平戦も見たんですけど、経験がある分、タイミング重視の技術タイプの選手には強いんだろうなと思いますね。自分も技術はあると思ってるんですけど、スピードだったり、若手の勢いというのもあるので、そこで違う試合が見せられるかなと思っています」
-最終的にはどう勝つイメージですか
「今のところは、パンチで倒すのかなと思っています。でも、年末のロムイーサン戦みたいに、他の技が入りそうだったら狙っていきたいなとも思っていて。イメージはパンチなんですけど、あまり固めず、いろんな技で倒せるようにしたいなと思っています」
-ここで下地選手が倒して勝ったら、けっこうな事態です
「そうですかね? 自分の中では倒すというのは、どっちかというと楽な勝ち方なんですよ。判定で完封して勝つ方が『運を使わずに実力で勝った』という実感があると思うんですよね。だからゴンナパー選手にも本当の意味で勝つというのは、KOじゃなく判定で勝った時なのかなと思ってはいるんです。今回はとりあえずKOで勝って、ダイレクトリマッチになったら判定で完封して、本当の意味で勝つというのを目指したいなと思っています」
-ダイレクト・リマッチということはREDライト級王座戦ですよね
「そうなりますよね(笑い)。そこなんですよ! マジでそこなんです。スーパーフェザー級(-60キロ)もやり残していて、そのタイトルも獲りたいんですよ。でもここで勝っちゃったら、流れ的にライト級も獲らなきゃいけなくなっちゃうので…そこは贅沢な悩みですね」
-同時2階級制覇の前例もありますからね。REDスーパーフェザー級には軍司泰斗選手も参入してきそうですが
「軍司選手にはぜひぜひフェザー級(-57.5キロ)で行ってもらいたいんですけど(笑い)、知名度もあるしオイシイ相手でもありますよね」
-もしもゴンナパー選手、軍司選手に連勝するようなら、ある意味K-1王者みたいなものですよね。
「それこそ2人をパンチで倒したりしたら。それぞれ大変な相手ですけど、やりがいはメチャクチャありますね。そうするためにも、ここはいい形で勝たないとなと思います。今は、以前やっていなかったボクシングジムにも通い始めて、倒し切る力はこれからどんどん上がっていきそうな気がしてるんですよね。だからこれからさらにKNOCK OUTらしい試合が見せられると思います」