井上尚弥戦を負傷辞退のグッドマン、世界初挑戦で大善戦「彼をもっと見たい」サウジ長官

WBA世界フェザー級王者ニック・ボール(右)と激しく撃ち合う同級5位サム・グッドマン(DAZNボクシング公式インスタグラムから)

<プロボクシング:WBA世界フェザー級タイトルマッチ12回戦>◇16日(日本時間17日)◇サウジアラビア・リヤド

WBA世界フェザー級5位サム・グッドマン(26=オーストラリア)が世界初挑戦で惜敗した。3度目防衛戦だった同級王者ニック・ボール(28=英国)に挑戦し、0-3(111-117、110-118、113-115)の判定負けでプロ初黒星を喫した。

ジャブとワンツー、接近戦からの右ストレート、さらに左ボディーも駆使して競り合った。最終12回にも連打で攻め込む持久力もみせるなど、ポイント差以上の善戦だった。昨年12月にWBO、IBF世界スーパーバンタム級1位として4団体統一同級王者井上尚弥(32=大橋)に挑戦決定も左目上裂傷で2度キャンセル。今回は1階級上げ、プロ21戦目で世界初挑戦となった。

フェザー級初戦で世界初挑戦し、7回には右肩を負傷していたという。グッドマンのピーター・ミトレフスキー・マネジャーは母国メディアに「肩を負傷し、右手を使えなかったにもかかわらず、あと1歩で彼を倒せたのに。彼は病院に行ったばかりで、腕を動かすことができない」と悔しがった。またグッドマンをプロモートするノーリミット社のジョージ・ローズCEOも「今夜のグッドマンは勇敢なパフォーマンスをみせた。彼は世界の舞台にふさわしい実力と、真のワールドクラスであることを証明した。ジャッジはひどいと思ったが、最初から好評価は得られないだろうと思っていた」と話した。

同興行を運営したサウジアラビア総合娯楽庁のトゥルキ・アラルシク長官(44)はX(旧ツイッター)を更新し「サム・グッドマンはニック・ボールとの試合で素晴らしいパフォーマンスを見せたと思う。彼は多くのスキルを示し、ラウンドは接戦だった。今後の(運営するボクシング興行となる)リヤド・シーズンやリング・マガジンのカードで彼をもっと見たい」と継続参戦を期待していた。