【ボクシング】神足茂利さん葬儀 MLB小笠原慎之介、WBO女子世界王者の昼田瑞希ら弔電

神足茂利さんの祭壇(M・Tジム提供)

8日に亡くなったプロボクシング東洋太平洋スーパーフェザー級5位神足茂利さん(M・T)の葬儀・告別式が18日、相模原市の千代田ホール橋本で営まれた。葬儀委員長は所属のM・Tジム村野健会長が務め、松田ジムでトレーナーを務める次兄・昌冶氏ら親族をはじめ、同門のWBC、IBF世界バンタム級統一王者中谷潤人(27)やジム関係者、日本ボクシングコミッションの萩原実コミッショナー、元世界4階級制覇王者・田中恒成氏、関係者ら約200人が参列した。

また親交のあったMLBナショナルズ小笠原慎之介投手(27)、米ロサンゼルス合宿中に同じジムでトレーニングを積んだボクシングWBO女子世界スーパーフライ級王者昼田瑞希(29=三迫)らから届いた弔電も読み上げられた。

葬儀委員長を務めたM・Tジム村野会長が葬儀後にコメントを発表。発表全文は次の通り。

「このたびは故・神足茂利の葬儀に際し、たくさんの方々にお集まりいただき、感謝の思いが絶えません。神足くんはアマチュアボクシングの名門・日本大学卒業後、2019年にM・Tボクシングジムに入門してくれました。その後はボクシング中心の生活にこだわり、走り込みやアメリカでのトレーニング合宿に積極的に取り組み、レベルアップしていきました。

そして12戦目にして初となる東洋太スーパーフェザー級タイトルマッチ12回戦を8月2日、東京・後楽園ホールで行いました。当日の試合は、応援の皆さんからお声をもらったように、インサイドワークでも優位に進めてラウンドをコントロールし、素晴らしく戦ったと思います。結果は引き分けでしたが、誇らしくて立派なファイトでした。

その後、医務室で意識を失い、病院でも懸命に頑張りましたが、8月8日に息を引き取りました。今、こうして逝ってしまったことを思うと悔やまれ、そして申し訳ない気持ちです。

ただ、その熱い思いを皆さんの心にも残せたと信じています。

これから先、ジム中に声を響かせて行うサンドバッグ打ちが見られなくなると思うと寂しい思いです。

神足茂利のことをこの先ずっと忘れないでいただけると、ありがたいです。

そしてプロモーターとしては今後、選手の管理、変化の実現に向けて行動していきたいと思っております」

スーパーフェザー級の東洋太平洋と日本のランキングで、ともに5位の神足さんは2日、東京・後楽園ホールで東洋太平洋同級タイトル戦に挑んだ後に硬膜下血腫で開頭手術を受け、経過観察中の8日夜、28歳の若さで死去していた。

神足さんは1996年(平8)9月2日、愛知・名古屋市生まれ。小学校時代はサッカーのGKとして活動し、中学1年でボクシングをはじめた。名門の日大ボクシング部に進み、アマ戦績は50勝(5RSC)23敗だった。身長178センチの右ボクサーファイターとして19年10月にプロデビューし、プロ戦績は8勝(5KO)2敗2分け。2日はプロ12戦目で待望のタイトル初挑戦だった。