<プロボクシング:東洋太平洋スーパーフライ級タイトルマッチ10回戦>◇19日◇東京・後楽園ホール
東洋太平洋スーパーフライ級王者・横山葵海(24=ワタナベ)が初防衛に成功した。同級14位馬場龍成(29=EBISU K.s BOX)の挑戦を受け、3-0(96-94×3)の判定勝利でベルトを守った。右ボディーストレート、右ショートなどで攻める挑戦者に対し、横山は正確な左ジャブからのワンツー、左ボディー、右アッパーを打ち込み、最後に競り勝った。
プロ3戦目となる今年3月に同級王者ジーメル・マグラモ(フィリピン)を判定で下して新王者に。プロ4戦目ながら冷静な試合運びでベルトを守った横山は「めちゃくちゃ熱くなったわけでなく冷静にできた。運が良かっただけで内容は良くなかった。相手パンチが見えていたからいけると思って真っすぐ(な動き)になってしまった。もっと強くなって帰ってきます」と謙虚に振り返った。
世界ランキングでもIBF13位に入るなど、徐々に世界が見えてきている。しかし横山は左のガードが甘く右のパンチを浴びて顔を腫らしたことを挙げ「まだまだ世界とは言えない。帰って練習します」と反省することも忘れなかった。所属ジムの渡辺均会長(75)は「右の被弾はキャリアと練習で直していけばいい。あの右をもらわないようにできれば上に行ける。パワーは抜群になるのだから」と大きな期待を寄せた。
所属ジムでは同門となる元世界2階級制覇王者の京口紘人(31)、元IBF世界ミニマム級王者重岡銀次朗(25)、元WBC世界同級王者・重岡優大(28)とジムをけん引してきた元世界王者が次々と現役を引退。横山は「偉大な先輩がいなくなって落ち込みますが、もっともっと自分だけでなく、ジム全体を上げていきたい」と気合を入れ直していた。