井上尚弥9・14「名古屋決戦」暫定王者アフマダリエフ来日「1発のパンチが世界を変える」

来日したWBA世界スーパーバンタム級暫定王者ムロジョン・アフマダリエフ

プロボクシングWBA世界スーパーバンタム級暫定王者ムロジョン・アフマダリエフ(30=ウズベキスタン)が24日、羽田着の航空便で来日した。9月14日、名古屋のIGアリーナで4団体統一同級王者井上尚弥(32=大橋)と対戦する。約3週間前という異例の速さで日本に到着し「快適なフライトで体調も良かった。(早め来日は)まず時差解消が第一の目的。初めての日本なので街とか国も見てみたいと思った。私は日本が好き。日本でスポーツも人気があるという認識。なので楽しみに早めに来日した」とリラックスした表情を浮かべた。

井上との対戦を見据え、5月に前哨戦を終えた後、3週間ほど母国に滞在。すぐにウズベキスタンを離れ、アントニオ・ディアス・トレーナーのもと、米カリフォルニア州インディオを拠点に練習してきた。同州パームスプリングスで合宿も積んだとし「しかるべき準備を積んできた。合宿してきた。戦うためにしなくてはいけない準備をしてきた。9月14日の試合を見てもらえれば、すぐに何をしてきたのか分かると思う」と自信の表情を浮かべた。今後は首都圏のホテルに滞在し、調整するが「向こうでやるべきことはやってきた。日本で負荷を足すことはない。基本的なトレーニングを積む」と口にした。

既に井上撃破のイメージは完成されつつあるという。アフマダリエフは「大体のプランはある。(試合前)会見あたりにもっと明らかにする。チームのスタッフが具体的に詰め、どういう展開にするか最終的に詰めたいと思う」と自信の表情を浮かべた。23年4月、プロ唯一の黒星となったマーロン・タパレス(33=フィリピン)が約1カ月間、井上のスパーリング相手を務めていることに対しても「私とタパレス選手のスタイルはまったく違う。スタイル言えば逆。天と地ぐらい。タパレス=私ではない」とまったく気にしていない様子だった。

井上が「キャリア最大の強敵」と警戒にしていることに触れたアフマダリエフは「それはある意味、正しい評価だと思う。私も井上選手を戦歴も含めて尊敬しているし、キャリアの中でもっとも強い相手でハードな試合になると覚悟している。私もボクサーとしてしかるべき準備してきた。必ず良い試合、見応えのある試合になると約束する。9月14日は、どちらがよりハードな練習を積んできたかが分かると思う。ボクシングは1発のパンチが世界を変えることがあるうると思っている」と不敵な笑みを浮かべていた。