【ボクシング】女子世界王者の昼田瑞希11月にも米国で6度目防衛戦「覚悟決めてる」年4試合意欲

米国で5度目防衛に成功し、帰国会見に臨んだWBO女子世界スーパーフライ級王者昼田瑞希

プロボクシングWBO女子世界スーパーフライ級王者の昼田瑞希(29=三迫)が28日、東京・練馬区の所属ジムで帰国報告会見に臨んだ。今月16日(日本時間17日)、米カリフォルニア州で同級8位ナオミ・カルデナス(26=メキシコ)の挑戦を受けて3-0の判定勝利。24日に帰国した昼田は所属ジムの三迫貴志会長(51)、加藤健太トレーナー(39)とともに会見し「無事、5度目の防衛戦を終え、けがすることなく、元気に帰ってこられました。疲れもないです。時差ぼけにもならないですしメチャクチャ元気です。何回動画を見てもほっとする。1人でしみじみする時間がある」と安堵(あんど)の笑みを浮かべた。

今年1月から3戦連続の米防衛戦を行い、世界ベルトを守ってきた。トレーニングの半分も米国で取り組み、米ロサンゼルスのマニー・ロブレス・トレーナーのもとで本場のテクニックを学んでいる。昼田は「ウィービングとか相手のパンチを上体を滑らかにつかって避けるとか、そういう動きが練習だけでなく、試合で思い切って挑戦して出せたというのが自分には自信になったというか。自分を少し信じられたように思った。ほんの1歩に過ぎなくて、もう1つ上のレベルにういかないと攻撃につながらない。もっと突き詰めていかない部分もある。攻撃も防御もしっかりとレベルアップして強くなりたい」と反省も忘れなかった。

加藤トレーナーも「米デビュー戦から良いキャリアを積んでいる。(ロブレス・トレーナーとの)信頼関係、キャリア、向こうの技術を取り入れ、でも日本の技術も忘れずに良い形で米国で戦ってくれていると思う。精神的な部分もすごく心を落ち着かせて試合できている。攻めるところは攻めて冷静にできている」と成長ぶりを評価した。

昼田は帰国翌日から所属ジムで練習を再開している。次戦について、三迫会長は「まだ正式ではないが。秋ぐらいに米国という方向で。もう1試合米国でやりたい」と11月ごろを予定。6度目防衛戦となる見通しだ。正式決定すれば米国で年4試合を行うことになる。

昼田は「1番は本当に感謝の気持ちでいっぱい。年1試合の時もあったので、やっとプロボクサーらしい人生を歩んでいるように思う。楽なことばかりではないし。苦しいなと思うことも正直ある。1年の半分は米国にいるので孤独を感じることもある。でも孤独は多分、自分を強くしてくれる。この苦しみを味わえることがいかに幸せかと感じている。世界王者だからやるべきことをやると覚悟を決めている」と決意を新たにしていた。