<KNOCK OUT:56~NEW BEGINNING~大会>29日◇東京・後楽園ホール
メインイベントに登場した元K-1ワールドGPフェザー級王者の軍司泰斗(26=K-1ジム総本部チームペガサス)が、衝撃のキャリア初KO負けを喫した。
軍司は、元ルンピニースタジアム・スーパーフェザー級王者ゲーオガンワーン・ソーアムヌワイデッー(30=タイ)とKNOCK OUT-RED(ヒジありルール)-59キロ契約(3分3回延長1回)で対戦。1回2分42秒、相手の強烈な左ヒジをまともに顔面に浴びて、そのままKO負けした。
オーソドックススタンスの軍司は、立ち上がりからサウスポーのゲーオガンワーンの強烈な左ミドルを被弾。それでも自慢の左フックをジャストミートさせて効かせる場面もあったが、最後は左ヒジをもらってのKO負け。試合後には「何発かヒジは打ってきてたんで、狙われてるなってのは分かってたんですけど。まあ、若干は見えたんですけど、やっぱり(ヒジありルールは)今までやったことなかったんで。その経験の浅さが出ました」と悔しそうに話した。
自身の“第2章”だというオープンフィンガーグローブ(OFG)でのムエタイ(=REDルール)2戦目にして早くも洗礼を浴びた。「すごいポンポンいくんじゃないかなって自分の中で思ってたんですけど、それがムエタイの難しさ。味わったなって感じです」と話し、これを今後の糧にしていくと誓った。
KNOCK OUTの山口元気代表も「軍司選手は研究されてたなって。ヒジを合わせられるのを。だからこそ軍司選手がここをどうやって乗り越えていくのか。軍司選手も挑戦するなら高い壁のほうが本人も面白いと思うんで。今まで『なんかムエタイ(の壁)低くね?』みたいだったけど、また燃えてるんじゃないかなと。軍司選手、これからちょっと期待したいですね」と、OFGムエタイでの軍司の逆襲に期待した。
一方、勝ったゲーオガンワーンは「軍司選手はもちろんキックボクシングではすごく巧みな選手だと思うんですけど、あまり1つ1つの技の重さは感じなかったので、練習の中で力をつけていくということと、あとは(攻撃・防御両面での)ヒジの使い方。ムエタイの武器はヒジも含めてキックボクシングよりもかなり多彩なので、そこは成長させていかなければいけないところ」とアドバイスしていた。