武居由樹に挑戦の世界1位メディナ来日「相手は違うがリベンジ」天心のスパーリング相手

WBO世界バンタム級王者武居由樹に挑戦するために来日した同級1位のクリスチャン・メディナ

プロボクシングWBO世界バンタム級1位クリスチャン・メディナ(25=メキシコ)が4日朝、成田着の航空便で来日した。14日に名古屋・IGアリーナで、3度目防衛戦となる同級王者の武居由樹(29=大橋)に挑戦するメディナは12歳の時からコンビを組むラファエル・グスマン・トレーナーら陣営5人で日本に到着し「勝つために、チャンピオンになるために日本に来た。衝撃的な試合をやりたい」と自信を示した。

23年8月、西田凌佑(六島)とのIBF世界同級挑戦者決定戦で対戦し判定負けした後から4連勝中。昨年はWBA、WBC世界同級1位那須川天心(27=帝拳)のスパーリング相手として3度来日している。今回は5度目の来日となるメディナは「もう日本はホームと感じている。日本は居心地が良い」とリラックスした表情。西田戦を振り返つつ「もちろんベルトへの意識はとても高い。あの試合は黒星ではなく学びだ。今回の相手は西田選手ではないが、リベンジのつもりで戦う」と強い決意を口にした。

母国メキシコのグアダラハラで3カ月間、調整してきた。1カ月ずつフィジカル強化、スピード強化、疲労を抜きつつ実戦練習とそれぞれテーマを掲げてトレーニングしてきたとし「どんなスタイルでも対応できるように準備してきた。(武居が)打ち合ってくるなら打ち合うし、(足を使って)リングを回るならそれに付き合う」と自らの対応力の高さを強調した。

愛称はチスパ(スペイン語で火花、ひらめきの意味)。学びの速さ、反応の良さなどから名付けられたという。グスマン・トレーナーは「学ぶスピードが早い。ボクシングのこともよくわかり、戦い方も分かるし切りかえの学びもできる」と後押しした。待望の世界初挑戦となるだけにメディナは「(武居は)非常にパワフルな世界王者だと思う。神のご加護があれば私たちの計画が成功に至る」と静かに燃えていた。【藤中栄二】