プロボクシングWBA世界ミニマム級1位の高田勇仁(27=ライオンズ)が敵陣営の前で手の内を隠した。14日、名古屋・IGアリーナで同級2位・松本流星(27=帝拳)との同級王座決定戦を控え、4日に東京・東大和市の所属ジムで練習を公開。帝拳ジムの浜田剛史代表(64)、松本を指導する田中繊大トレーナー(53)が視察する中、シャドーボクシングをはじめ、ドラムミット打ち、通常のミット打ち、スパーリングと各1ラウンドずつ公開した。
RISEなどで活動していたキックボクサーでボクサーに転向する末国龍汰(20)と行ったスパーリングでは、通常の右構えではなく、サウスポースタイルで動き、指導を受ける渡辺利矢トレーナー(57)からも「あのパンチは内緒だぞ」と声が飛ぶなど、世界初挑戦に向けて情報を与えない“幻惑作戦”を仕掛けていた。
公開練習後、田中トレーナーは「やはり高田選手はバネがありますね。下半身からの力の伝達があるからパンチも乗っていると思う。あとは気持ちの強い選手。何度かスパーリングも見たことがあるが、スパーリングより試合の方が全然、強い」と警戒。浜田代表は「世界初挑戦なのに、ものすごくリラックスしている。うちの松本と力同士の衝突になる。各ラウンドでどっちがポイントを取ったのか分かりやすい展開になるだろう」と打ち合いを予想していた。