【ONE】陽勇「FN35」で緊急参戦エストゥピニャン戦「カウンター合わせやすい。狙いたい」

ONE4連勝を狙う陽勇(左)(C)ONE Championship

9月6日にタイの首都バンコクのルンピニースタジアムで開催される格闘技イベント「ONEファイトナイト(FN)35」に出場する陽勇(ひゅう、22=Team Mehdi Zatout/TEAM3K)が試合前の心境を語った。陽勇は当初、フライ級キックボクシングマッチで同級5位のタギール・カリロフ(ロシア)と対戦予定だったが、カリロフが負傷のため欠場。緊急参戦するジョーダン・エストゥピニャン(コロンビア)との対戦が決定した。

-コンディションはいつも通りですか?

「そうですね。でも、結構体も大きくなってきて。いつも減量がなかったんですけど、今回は5キロくらい減量する感じになりました。2カ月前の7月の段階で調整もし始めて、体も絞れてもいい感じです。健康面でもとてもいい感じです」

-今まで減量がなかったっていうのは、それでも大体どれぐらい落とされてたんですか

「今までは試合の1週間前に食事の量を減らしたりしていただけでした。今は長期的にちょっと夜のご飯だけです。でも、今も全然食べてるんですけど。でも、そういうちょっと削るっていうのもできていて、なんか身体的にも今までの中で1番調子いいかなっていう気はしています」

-今回減量することになった理由は、意識的に体を大きくしているからですか

「身体を大きくしようと前から思っていましたが、自然に大きくなった感じです。2月終わったぐらいからですね。それ位から結構ぐっと大きくなりましたね」

-フィジカルを多めにやったとか、そういう感じですか

「いえ、多分、通常のトレーニングで使ってない筋力とかそういうのがついて。あと、そのやってきたことがちょっとずつついてきた感じですね」

-あくまで結果としてっていう感じなんですね

「そうですね。特別にフィジカルを強化したとかではないんですけど。多分、やっていっている練習の質が上がってきて、筋力もそういう面で上がってきたんだと思っています」

-今年大学を卒業して、今は仕事をしながら戦っているのですよね

「そうですね。仕事もしたくて。両立しながらやっています」

-言える範囲でお願いしたいのですが、どういった関係のお仕事をされてるんですか

「大阪を盛り上げる仕事なんですけど。総合的にいろいろなことをしていて楽しいですね。大阪を活性化させる仕事です」

-ちなみに、平日出勤のお仕事なんですか

「そうですね。フル出勤です。朝から。ただ、みんなにも心配しないで欲しいのは、練習時間は今まで通り確保できていますし、仕事をする様になってからの方が調子良いのかなって思っています」

-むしろ、練習に集中できる感じですか

「そうですね。多分、生活にメリハリがついたと思います。無駄な時間を過ごしている暇がないので。常に練習の時間を取り戻さなアカンと思って焦ってやってるんで、質はホンマにめちゃめちゃ濃いと思います」

-22歳で既にこういったやり方で質を意識した練習の仕方というのは素晴らしいですね

「空手をずっとやってきていたので。そこで自分で質を求めて考えてやるっていうのが、身につきました。元々、大学に行っていたのもそうですけど、ずっと格闘技だけをしてきたんじゃなくて、学校と両立しながらやってきていたので、仕事、就職しても今までと変わることはないって感じです。格闘技一本じゃなかったら、中途半端にやっているって思う人もいるかもしれないんですけど、僕は全然そうじゃないと思っていて。むしろ仕事をしてプライベートの時間を格闘技に注いでるので、本当に格闘技が好きだからそれができているし。格闘技だけじゃなくて、仕事することによって視野も広がって、行動に拍車がかかるというか、格闘技の方にも頑張らなアカンって。だから、そういう面でも社会人的にも、格闘技の技術としても、両方成長できると信じています。毎日、ホンマに充実しているって感じですね」

-練習環境は、タイのTeam Mehdi Zatoutでの練習はどうなっていますか

「期間的にはあんまり行けなくて。でも、試合前にちょっと行ける感じです。ゴールデンウイークには3、4日休みがあったので、その時はタイでトレーニングに行きました。メディとの連絡は、動画を送ったりとか、常に取り合っています。だから大学の時とあまり変わらない感じです」

-陽勇選手は直近の5試合で4KOを記録しています。このKO率の高さの理由は、ご自身ではどう分析していますか? 

「僕は元々KOをあまり1番重要視してなくて。むしろ試合内容を意識して、総合的に勝ち切れたかどうかを見ています。例えば、第1ラウンドでポイント取られて、第2ラウンドで巻き返してKOという勝ち方は、僕は好きじゃないんです。だから、そういう3ラウンドを徹底して取る戦いを意識しています。最近、1発の技とかでKOしたりしていますけど、それは試合全体の組み立てとか意識してやっている結果で、それがKO率の向上につながっていると思います。あとは、単純に自分がキックボクシングに対応してきたかなっていう感じです」

-陽勇選手の戦い方への意識はONEのラウンドごとにジャッジするシステムにもフィットしていますね

「そうですね。僕はそのポイントでも負けたくないんで、そこは意識してやっています。様子見るとかは良いと思うのですけど。ポイントを取られるっていうのは、それをしちゃうと反省点が残ってしまうので、そこは絶対取られないように意識しています」

-今の現時点で11月開催の日本大会をどう意識されていますか?

「日本大会は、もちろん出たいと思っています。『自分が出なアカンやろ』って思われる試合を9月やりたいです」

-直前で対戦相手が変更になった心境は

「相手がジョーダン・エストゥピニャンだからテンションも下がることなく、ワクワクしてます。ジョーダン選手には(直前の試合を受けてくれて)すごい感謝しています」

-カリロフに向けての準備から、この対戦相手の変更は、戦術から大きく変えないといけないですか

「僕は試合が決まっている、決まってない関係なく、戦術よりどんな相手にも通用する純粋な強さを突き詰めてるから、問題ないです」

-ジョーダンはONE2戦を戦って、フレディ・ハガティーやアリ・サリドエフと好勝負の末に連勝しています。どう評価しますか

「ONEでも活躍していて、変則的なスタイルがおもろしいと思います。試合を楽しんでくるから、余計に自分も試合中楽しめそうです」

-あの飛び抜けた身体能力の高さは脅威ですか

「警戒はしているけど、自分はいつも対戦相手のやりたいことを封じ込める。それがわかりやすい試合になると思う」

-言える範囲で別の脅威に感じている点は何ですか

「荒い攻め方をするときでもコンパクトな攻撃が出るところです」

-続けて言える範囲で、この短期間で相手の穴を見つけましたか

「カウンターを合わせやすいから狙っていきたいです」

-改めて、このような状況の中での今回の試合のテーマは何ですか

「直前の対戦相手変更はあまり気にしてないけど、どんな相手にも対応できる強さがあるところは魅せたい。テーマも変わらず世界に自分の位置を証明します」