プロレスリング・ノアの シングルリーグ戦「N-1VICTORY(ビクトリー)」がいよいよ、9月8日の後楽園大会で開幕する(優勝決定戦は9月23日後楽園大会)。今年1月の“OZAWAショック”で清宮海斗からGHCヘビー級のベルトを奪取し、王座陥落した今でもプロレス界に影響を与え続けるOZAWA(28)に、今リーグ戦への意気込みを聞いた。
-ご自身と同じBブロックで気になる選手はいますか
「自分のブロックだったらリッキー・ナイトJr.が気になってる。なぜならリッキー・ナイトJr.っていうのは、リッキー・ナイト家、プロレス一族の3世で、俺もイギリス遠征時代にその一族が開催するイベント出たことがある。その時に、このリッキー・ナイトJr.の伯母にあたるサラヤって選手がいたんだが、元WWEスーパースターで、今AEWでやってるすごいホットな女性なんだ。リッキー・ナイトJr.を倒すことによってサラヤの気を引けるんじゃないかなと。そういった意味でリッキー・ナイトJr.は絶対に倒したいな」
-なるほど。リッキー・ナイトJr.選手以外では、例えば拳王選手なんかはどう思ってますか
「拳王は汚いヤツだ。前回のタイトルマッチで不正を働いたのは知ってるよな。拳王によってレフェリーが買収されて、俺が負けてしまった。拳王に言いたいのは、N-1という神聖な場所でノアらしくない汚い戦い方をするんじゃない、ということだ。次は絶対に許さない」
-拳王選手が不正をしたかどうかはちょっと分かりませんが(苦笑)、罪を犯した人間は、2度、3度とやる場合もあります
「そうだな、繰り返すな。そういうヤツには1回、ガツンと食らわせるしかない。痛い目を見ないと分かんないんでね」
-それから同ブロックの丸藤正道選手は、OZAWA選手が常々糾弾してきた「ノアの闇」にも関わってきたと言われています
「丸藤に関しては前回のKENTAとのタイトルマッチを見てがっかりしたな。『方舟の天才』と言われた人間でも老いにはかなわない、動けてないというのは自明なんで。歳なんで、ケガをさせないように慎重に試合をして、早めに決着をつけてやろうと思ってる。おじいちゃんだから、ちょっとしたことですぐケガしちゃうんだよ」
-反対側Aブロックでは誰が勝ち上がると思いますか? KENTA選手、清宮海斗選手、藤田和之選手…らがいますが
「Aブロック? まあこの中だったら、チェアマン(マサ北宮)が勝ち上がってくるのは見えてるだろ。なんたって本物のノアの闇だから。闇の力をいかんなく発揮して上がってくるじゃないかな」
-ただファンの中には、OZAWA選手がこれまでノアの闇だと批判してきたマサ北宮選手がチーム2000X入りすることに違和感を覚えている人もいるみたいです。それについての説明はありますか
「まあチーム2000Xとして“本物の闇”をこちらに取り入れれば、危害は自分たちには及ばないだろ。逆にその闇の力を利用して今、ノアの侵略を進めているところだ」
-OZAWA選手が今年1月にGHCヘビー級王座を戴冠してから、ノアは爆発的に観客動員を伸ばしました。現在は王座から陥落しましたが、ベルトがある時とない時で気持ちの変化はありますか
「全く変化はないな。そもそも別にベルトが取りたくてやってたわけじゃない。清宮海斗という憎き男を、より失墜させるためにベルトをかけて戦っただけであって。自分個人としてベルトが欲しかったわけじゃない。ベルトを落としたとて、自分の心境になんら変化はないし、むしろ入場の時に動きやすくなって、回りやすくなったくらい。結構ベルトをくわえてるのきついんだよ、重いから」
-その清宮選手はAブロックにいますが、今リーグ戦の決勝に上がってくると思いますか
「来ないだろ。Aブロックはチェアマン一択だ」
-清宮選手を失墜させたいという狙いは、もう成し遂げたという感じですか
「まあ成し遂げてるよね。清宮海斗の引退マッチも終えたし。なぜ彼がまだこのノアにいるのか、ちょっと不思議でならないぐらいだ。もう俺の中では、完全に彼は終了した人間。眼中にない。2回やって2回勝ってるんだから」
-それでは今、OZAWA選手がノアの中で1番求めていることは何ですか
「まあ当初の目的がノアの上の連中を全員引きずり下ろすことだったんで。まだやってないやつら…丸藤とか。拳王は不正を働いているので、ちゃんと勝ちたいというのはあるね」
-拳王戦ではレフェリーを誰かに指定したいと思いますか
「あー、塚越(佳祐レフェリー)は買われたからね。だから、本来なら塚越以外がいいよね。ただ誰かに買われたっていう“実績”があるということは、むしろ買えるということでもあるかもしれない。さらに上の額を提示したら買えるかもしれないな。レフェリーが塚越なら、ネゴシエーションの余地があるということだろう。こっちは拳王の倍出すって感じ」
-話は変わりますが、OZAWA選手といえばギャンブルだと思うんですが、スロットの方は順調ですか
「スロットに関して言うと、正直、負けてはいるよね。スロットだったら、だいたい月平均10万円くらい、いかれてる。競輪とかもやっちゃうんで、先月で言ったら競輪が18万負け。ただ、今のところまだちょっと下振れというかね。まあこれから上振れていく可能性があるんで。負けて終わらなければ負けじゃないから。負けとは言いたくない。勝ちの途中って感じだな」
-最近チーム2000Xがジャック・モリス選手をクビにしました。そのモリス選手ともBブロックで一緒です
「ああ、モリスね。モリスがチーム2000Xのリーダーだったっていうことをどれくらいの人が知ってるのかなっていう、それくらい影が薄い存在だったんだよね。その上、OZAWAという存在に嫉妬して、メンヘラになって毎月、母国に帰国するっていう、本当にしょうもないメンタルの持ち主でね。毎日筋トレを欠かさず、1日に2回とかやっちゃってるヤツって本当にそれしか見えてないというか、視野が狭くなっちゃってるから。ここで筋トレだけではプロレスは勝てないんだよって、そういうのを思い知らせてやりたいなと思ってる」
-OZAWA選手は筋トレはやらないんですか
「実は自分も結構ストイックにやってて。時間で言うと朝の9時半から夜の10時40分まで毎日スロットをやってる。スロットってメダル入れて、マックスベッドをして、レバーオンで第1停止、第2停止、第3停止っていう一連の流れがあるんだけど、これを1レップとすると、朝9時半から夜10時40分までやると8000レップ回せるんだ。そうするともう肩がパンパンになる。しかもこれ、魂込めて一発一発やってるんで、全身運動なんだよ。だから十分筋トレになっているし、モリスよりも実はストイックなのかもしれない」
-最後にいま一度、N-1に向け、意気込みと今後の野望を教えてください
「N-1はレフェリーさえ買収されなければ負ける要素は1つもない。(今後の野望については)間違いなくプロレス界のトップを取るというのがある。若手時代とか練習生時代に本当にボコボコにされて、人格から否定されて。俺が上に立つことで、俺を否定してきた奴らの存在ごと否定してやろうと思ってる。例えばFラン大の学生が東大生に『その勉強法、間違ってるよ』って言っても何の説得力もない。俺はプロレス界の東大生になってやろうと思ってる。今、日本で一番のプロレスラーは誰かって聞いたら、多くの人間が思い浮かべるのがオカダ・カズチカとかだと思う。そう聞いた時にOZAWAって思われるような選手になりたいね」
※N-1ビクトリー出場選手
▼Aブロック KENTA(初出場)、清宮海斗(2年連続5回目)、征矢学(3年連続5回目)、佐々木憂流迦(2年連続2回目)、藤田和之(3年ぶり3回目)、遠藤哲哉(初出場)、マサ北宮(7年連続7回目)、ダガ(初出場)
▼Bブロック ガレノ(初出場)、丸藤正道(5年ぶり3回目)、拳王(7年連続7回目)、稲葉大樹(2年ぶり3回目)、ジャック・モリス(4年連続4回目)、晴斗希(初出場)、リッキー・ナイトJr.(初出場)、OZAWA(初出場)