アジア王者石井武志が判定V2「大きいことは言えない。コツコツと僕らしく」世界4位も自然体

2度目防衛に成功し、勝ち名乗りを受ける東洋太平洋ミニマム級王者石井武志(中央)

<プロボクシング:フェニックスバトル142大会>◇9日◇東京・後楽園ホール◇観衆787人

東洋太平洋ミニマム級王者石井武志(25=大橋)が2度目の防衛に成功した。同級8位ジェイク・アンパロ(28=フィリピン)の挑戦を受け、3-0(98-91×2、99-90)の判定勝利を収めた。最終10回には左ボディーでダウンを奪い、大きなポイント差をつけてベルトを守った石井は「いつも倒す倒すと言いますが、今回は無理に倒さず、10ラウンドを戦うことも考えていた。自分の中でも価値ある試合ができたと思っている」と安堵(あんど)の表情を浮かべた。

アンパロは24年3月、当時のIBF世界同級王者重岡銀次朗にも挑戦した経験のある元世界ランカーだった。1発の強さとパンチ力はあるだけに警戒しながら、練習を積んできたというワンツーも出しながら左右両フック、左ボディーを打ち込んで主導権を握った。石井は「少しずつ技術も出して対抗しようと。ちょっとは戦えたかなと。あとはフィジカルでは勝てたと思う」と振り返った。

現在、WBA4位を筆頭に世界主要4団体で世界ランク入りしている。所属ジムの大橋秀行会長(60)は「まだ世界はね…。防衛して着実に力をつけていくしかないと思う」と強調。石井は「大きいことは言えない。コツコツと僕らしく勝っていく」と自然体を貫いた。14日には名古屋・IGアリーナでWBA世界同級正規王座決定戦となる同級1位高田勇仁(27=ライオンズ)-同級2位松本流星(27=帝拳)が行われる。視察予定の石井は「楽しみにしています」と口にしていた。