暫定王者アフマダリエフ「井上尚弥のキャリアを変えてしまうのでは」撃破に自信、民族衣装も贈呈

タイトルマッチに向け会見するアフマダリエフ(撮影・森本幸一)

プロボクシング元2団体統一スーパーバンタム級王者で現WBA世界同級暫定王者のムロジョン・アフマダリエフ(30=ウズベキスタン)が、4団体統一同級王者井上尚弥(32=大橋)を倒す「メークヒストリー」を刻む意気込みを示した。14日、名古屋・IGアリーナでの井上戦を控え、12日には名古屋市内のホテルで会見に登場。井上とも初対面を果たした。

試合3週間前となる8月24日から来日し、横浜市内で調整してきた。アフマダリエフは「体調はとても良く、コンディションも100%整えている。日本で3週間たって日本の街の様子も確認し、人々は良い人たち。100%やれることをやってきている」と自信の笑みを浮かべた。

勝てば一気に世界主要4団体のベルトを獲得し、プロ16戦目のスピードで4団体統一王者となる。アフマダリエフは「勝つことはもちろんだ。日本に観光に来たわけではない。勝ってベルトを取るため、歴史をつくるために日本に来た。世界一になりたい。明後日は本番、100%自分の最大限を発揮したいと思う」と“メークヒストリー”を成し遂げる強い意欲を口にした。

母国ウズベキスタンの風習「尊敬する相手に贈る」という民族衣装を井上、井上の父真吾トレーナー(54)、所属ジムの大橋秀行会長(60)にサプライズでプレゼントした。「階級を上げても勝利を重ねている井上選手を私は尊敬しており業績も立派だ」と敬意を表した上でアフマダリエフは「私はボクシングに必要なパンチ力、テクニック、スキル、頭脳を持っている。井上選手も総合的に優れた選手だと思うが、私とはスタイルが違うと思う。ボクシングは1発のパンチで変える。井上選手のキャリアも変えてしまうのではないかなと思っている」と不敵な笑みを浮かべた。

井上が今年5月、米ラスベガスで挑戦を受けたラモン・カルデナス(米国)と同じチームスタッフを率いて来日しているアフマダリエフ。トレーナーとなるアントニオ。ディアス氏は「チームとしては2戦連続の(井上との)対戦となる。井上-カルデナス戦も本当に良い試合だった。戦略についてだが、ムロジョンとカルデナスはまったく違う個人でスタイル。またムロジョンは、ずっと(井上戦を)望んで待っていた経緯がある。ウズベキスタン初の4団体統一王者への強い意志もある。なのでカルデナスとの比較にはならない。メンタル的、フィジカル的にもタイトルを取る、統一王者になるという強い思いで来日している」と太鼓判を押していた。

井上尚弥 14日激突のアフマダリエフから民族衣装プレゼント「自信あるのだろう」大橋会長