プロボクシングWBA世界ミニマム級2位松本流星(27=帝拳)が所属ジム最速7戦目となる王座獲得を狙う。14日、名古屋・IGアリーナで同級1位高田勇仁(27=ライオンズ)との同級正規王座決定戦を控え、12日、名古屋市内のホテルで公式会見に臨んだ。WBO世界同級王座を統一しWBA世界同級王者オスカー・コラーゾ(28=プエルトリコ)がスーパー王者に昇格したことを受け、空位となった正規王座を勝者が争う。
国内最多となる世界王者15人(JBC公認)を輩出している名門ジムで、今年7月にWBA世界ライトフライ級王座を獲得した高見亨介(23)の10戦目を上回るジム最速の世界王座獲得を狙う。松本は「今は夢がかなう日が近づいているのでワクワクしている。早い段階で世界挑戦できるのも(本田明彦)会長のおかげ。期待に応えたい」と言葉に力を込めた。
同じ年齢の高田とは中学時代にスパーリングした経験がある関係。ともに日本ミニマム級王座を獲得し、最軽量級ながら強打を持っている。松本は「高田選手は強く熱い気持ちでくると思う。それを上回る。良い試合をしたい」と気合。所属ジムの浜田剛史代表(64)は「これだけ急激に伸びた選手も珍しい。本当にパワーがつき、(パンチの)タイミングも良くなっている。何より本人が1番、自信満々だと思う」と大きな期待を寄せた。
一方、8敗しながらも28戦目で世界初挑戦に到達した高田は「長いボクシング人生でやっとチャンスが来た」と率直な心境を口にした。松本について「やっぱうまくて強い選手」と強い警戒感を示しつつ、創設40年目となる所属ジム初の世界王座奪取を狙う。高田は自分は格好つけず、ジム初の世界王者になる。何が何でも取りにいきたい」と貪欲な姿勢を示した。所属ジムの古川哲夫会長(77)は「ただただ期待している。今は心身ともに充実している状態」と順調な成長ぶりに手応えを示した。