<プロボクシング:日本ライト級王座決定10回戦>◇14日◇名古屋・IGアリーナ
日本ライト級王座決定10回戦で、王座初挑戦の同級2位今永虎雅(26=大橋)が新王者となった。3度目のタイトル挑戦となる同級1位村上雄大(25=角海老宝石)と日本王座を懸けて拳を交え、3-0(100-90×2、99-91)の判定勝利。史上初の高校8冠を含むアマ10冠ボクサーがプロ9戦目で日本王座の獲得に成功した。サウスポー対決を制し「ほっとしています。日本のベルトは簡単に取れるものではない。めちゃくちゃうれしい」と安堵(あんど)の表情を浮かべた。
1、2回に村上から仕掛けられたものの、冷静に対処。3回には前に出て左ストレートを軸に顔面とボディーに打ち分けて積極的に攻め続けた。ロープ際に追い込み、左強打を武器に連打で圧倒。中盤以降も右ボディー、左ストレートで攻め続けて圧倒した。今永は「目指しているのは世界だが、タイトルを1つ取れたのは大きな一歩だと思う。この試合に勝つつもりだったが、先を見据えて幅とか精度を上げていくこと。日本タイトルでそれを出せるのかテーマを掲げてやってきた。この試合では練習してきた動きができたと思う」と手応えを示した。
大差判定勝利に指導を担当する八重樫東トレーナー(42)も及第点を出した。「10ラウンドをフルでやれたのは良かった。こういうしぶとい選手とやる方が今後に生きると思う」と評価した。
次戦は世界ランカーとの対戦が浮上。サウジアラビア総合娯楽庁のトゥルキ・アラルシク長官(44)から12月末に予定される興行への参戦オファーを受けている。今永は「どうなるか分からないが、もうここからすぐに、いつでもできるように準備したい」と前向きな姿勢を示していた。