所属ジム最速のプロ7戦目で世界王者獲得に成功したWBA世界ミニマム級王者松本流星(27=帝拳)が15日、東京・新宿区の所属ジムで一夜明けて会見に臨んだ。
14日、名古屋・IGアリーナで同級1位高田勇仁(27=ライオンズ)との正規王座決定戦に臨み、偶然のバッティングによる5回負傷判定勝利で王座獲得に成功。アクシデントでの試合決着となっていた。
王座獲得直後は笑顔のなかった松本だったが「昨日は(病院搬送された)高田選手が心配で会場に戻ってこられ、試合を見ていた姿をみて少し安心した。少しずつ(王座獲得の)実感がわいてきました」とWBAベルトを両手で持ちながら笑みも浮かべた。負傷判定決着となったものの、1~5回まですべてポイントを奪っていただけに、松本は「本当にうまく作戦がはまりました。試合は自信を持って臨めました」と振り返った。
所属ジムの浜田剛史代表は「高田選手も残念だろうし、もう1回やらないといけないと思っています」と高田とのリマッチで完全決着をつける方向性を示した。松本自身も「どういう形になるか分からないが、再戦指令が出たら受けますし、(本田明彦)会長が決めてくださった試合に向けてやるだけ。どういった試合でも気持ちやモチベーションは変わらない」と高田とのリマッチに前向きな姿勢をみせた。
前夜は熟睡できたようで名古屋のホテルから出発する際に遅刻したという。松本は「寝つくのが遅くて…。午前4時ぐらいに寝て。本当は朝食も食べたいと言っていたのですが、気づいたら出発時間を過ぎていた。出発時間の10分後ぐらいに起きました」と田中繊大トレーナー(53)ら陣営に平謝り。新王者となって早々に“大物ぶり”を発揮したが、田中トレーナーは「いくら連絡しても出なくて。出発時間にもいないし、心配になったら『寝ていた』と…。起きてこなかった。新幹線もギリギリだった」とあきれていた。