ボクシングWBC、IBF世界バンタム級統一王者中谷潤人(27=M・T)が王座返上し、スーパーバンタム級に転向すると正式表明した。1
8日、相模原市のM・Tジムで村野健会長と会見し、近日中に2本のベルトを返上し、1階級上げると発表。
来年5月に東京ドーム対決を約束している井上尚弥(32=大橋)が君臨する階級に飛び込み、井上から全ベルトを奪い取る強い意欲を示した。その後、サウジアラビア側から中谷が12月27日、同国リヤドで転向初戦に臨むことも発表された。
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スーパーバンタム級に殴り込みをかける中谷が最強王者の「ポーズ」をまねた。WBAスーパー、WBC、IBF、WBOの主要4団体に加え、米老舗専門誌ザ・リング選定ベルトの計5本のベルトを持つため、井上が両腕を水平に並べる姿だった。国内4人目の4階級制覇を狙う中谷は「井上選手が持っている5本のベルトを奪う」と自信に満ちた表情で言い切った。
6月に西田凌佑(六島)とのWBC、IBF世界バンタム級王座統一戦で6回終了TKO勝ちを収めた。同級で実績を残し「納得した」こと、体重増も階級を上げる理由に挙げたものの、最大の要因は井上の存在だ。中谷は「強いと言われる井上選手がいる階級ということでモチベーションが上がる。4団体とザ・リングの王者なので狙うべきはそこ」と決意を示した。
同日、サウジアラビア総合娯楽庁のトゥルキ・アラルシク長官(44)の公式SNSなど通じ、中谷が12月27日に同国リヤドの興行「RING5~ナイト・オブ・ザ・サムライ」(ムハマド・アブド・アリーナ=収容2万2000人)で井上の練習パートナーを務めたWBC世界同級8位セバスチャン・エルナンデス(24=メキシコ)と対戦すると発表。井上もWBC世界同級1位アラン・ピカソ(25=メキシコ)との防衛戦に臨み、両者が「初競演」することが発表された。
中谷は「何が必要かと日々自問自答し、成長していくしかない。スーパーバンタム級でどれだけのパフォーマンスを出せるのか。楽しみだし、チャレンジでもある」と笑顔。井上戦へ、自らカウントダウンを開始した。【藤中栄二】
★中谷と一問一答★
-14日の井上-アフマダリエフ戦の感想は
中谷 引き出しとして多彩な井上選手。そこを上回っていかないと勝利できない。これからチームと話し合い、勝利するために築きあげていきたい。
-リング上から井上のメッセージにガッツポーズした 中谷 決戦に向けて近づいているという気持ちと、それまでに試合もあるので大切に戦った上で対戦できれば。
-スーパーバンタム級に上げるメリット
中谷 練習の段階でスピードが上がった。(体格的な)アドバンテージが少し少なくなると思うので工夫が必要になる。そこの幅の広さも見ていただき、ビッグバンがさく裂するところを楽しみに。
-減量が少なくなる
中谷 質の良い筋肉、瞬発系の筋肉をつけることを意識している。今の通常体重は約65キロと増えた。減量は約10キロになるが、意識すればすぐに落ちると思う。