<プロレスリング・ノア:後楽園大会>23日◇東京・後楽園ホール
ヘビー級選手によるシングルリーグ戦「N-1ビクトリー」決勝がこの日のメインイベントで行われ、極悪軍団チーム2000Xの“チェアマン”マサ北宮(36=Aブロック1位)が22分40秒、ストラングルホールドγ(ガンマ)でジャック・モリス(31=Bブロック1位)からタップアウト勝ち。初優勝を飾った。
試合は序盤から2000Xのタダスケとヨシ・タツが介入。場外の北宮にトペ・スイシーダを見舞ったモリスが、もう1回とばかりにリングに戻ると、外からタダスケが足を引っ張り、リング外でヨシ・タツとともに暴行を働いた。
その後もモリスがタイガードライバーからシューティングスタープレスを決め、カバーに入ると、カウント2でヨシ・タツがレフェリーを引っ張って場外へ引きずり降ろした。
直後にモリスが北宮とヨシ・タツを激突させてヨシ・タツを排除。北宮に再度タイガードライバーを決めるがレフェリー不在のためカウントできず。すると北宮がイス攻撃から、イスの上へのパイルドライバーを見舞って、流れを一気に引き寄せた。
北宮がダイビングセントーンから、雪崩式サイトースープレックス、そしてストラングルホールドγをがっちり決めると、モリスがたまらずタップ。死闘に終止符が打たれた。
北宮は試合後、大ブーイングと歓声が入り交じる中、ファンに向かって悪態をつき、一部ファンから「北宮コール」が起きると「祝福しろ、てめえら! 拍手はどうした」とあおったあげく「後楽園ホールに昼間から集まった、ヒマな小市民どもに、一つ教えといてやるよ。会社の言いなりになってな、馬車馬のように働いても、結果なんか出ねえんだよ。そんなもんシカトしてな、チェアマンになった今、俺はN-1を取った! おい、覚えとけ! これが俺の真の実力だ」と豪語。
さらにリングに現GHCヘビー級王者のKENTAを呼び出し「チャンピオンにもかかわらず、N-1も取れず、満身創痍(そうい)でセコい勝ち方しかできず…あと嫌なこと言ってやるよ、ノアが経営傾いて、とっても大変な時に逃げるようにアメリカに行き…おい、これよく聞け、その間、会社は3回変わってんだよ。運営会社がな。そして、やっと後楽園が満員になった頃にのうのうと戻ってきやがって、ベルトまで巻いてやがる。そんなんでいいのかね、チャンピオン! お前はそんなんでうれしいのかね」と挑発した。
KENTAが「おいお前、試合中、全然(ファンの)支持なかったくせに、いきなり支持集めてんじゃねえかよ。意外とお前と同じこと思ってる人いっぱいいるな、おい。でも今日の試合、感動したよ………モリスに!」と挑発し返すと、北宮がKENTAを殴り、さらにイスでめった打ちにした。
北宮は「おい、アホのチャンピオンにな、おいしいとこ取りなんか許さねえぞ、バカヤロー! ノアの甘い汁ばっかすすってんじゃねえよ! てめえはな、俺の、N-1覇者の靴底でもなめやがれ、この野郎! おい、ノアの1番汚えとこなめやがれ、この野郎!」とKENTAの顔面を踏みつけた。
最後に北宮は「おい、ここでのびてる満身創痍のチャンピオンと、N-1覇者の“ザ・チェアマン”マサ北宮、GHCヘビー級選手権決定だ! これは選手会長権限を行使しての決定事項だ!」と一方的に王座戦の開催を宣言してリングを去って行った。