プロボクシング元世界2階級制覇王者ルイス・ネリ(30=メキシコ)が10月26日、キルギス共和国でWBCアジア(日本未公認)フェザー級王者サタポーン・サアット(22=タイ)と同級10回戦に臨むと24日、発表された。元世界3階級制覇王者・亀田興毅氏(38)がファウンダーとして手掛ける「SAIKOU×LUSH」VOL・3大会のメインイベントで組まれる。
メキシコ・ティファナにあるプロモーション事務所からオンラインで会見に参加したネリは今年7月に「SAIKOU×LUSH」との共同プロモート契約を発表。今回、SAIKOU×LUSH興行初参戦となる。ネリは「提示された契約内容がとても良かった。あとは亀田氏が信頼できる人柄。過去に日本で何戦かして、国や文化が気に入ったから」と5試合契約を結んだ経緯を明かした。
対戦するWBCアジア王座を保持するサアットに対して「キャリア、スタイル。身長など自分よりは小さく怖い相手ではない。油断せず、いつものように勝てる準備をしている」と平常心を貫いた。自身の試合前日の「SAIKOU×LUSH」VOL・2大会のメインで対戦する元世界3階級制覇王者ジョンリール・カシメロ(36=フィリピン)と日本フェザー級7位亀田京之介(26=MR)がネリとの対戦を希望。しかしネリは「京之介選手が勝つと思う。彼の方が若いしスピードも勢いもある。多分、KOできるし勝つだろう。ただ2人に興味がない。京之介選手には1度しっかりと勝っている。この次の試合に勝ってビッグマッチしたい。まずはこの試合でレベルを証明して、やりたい相手を言える状況にする」と気持ちを高ぶらせた。
当面の目標として「フェザー級でどこまでいけるか試し、4団体王座統一を考えている」と世界3階級制覇を狙う方針。またWBC、IBF世界バンタム級王座を返上し、WBA世界スーパーバンタム級1位となっている中谷潤人(27=M・T)に興味を示し「中谷選手に勝てる自信がある。スタイルがやりやすいからだ。やってみたい。それがもっとも望む試合になる。望みがかなえばやってみたい」と口にした。
来年5月に東京ドームで計画される4団体統一スーパーバンタム級王者井上尚弥(32=大橋)-中谷戦も予想し「中谷選手が勝つと思っている。理由は井上選手が(今年5月の)カルデナス戦でダウンした。リーチの長い選手のフック、私が(昨年5月に)ダウンを奪ったのもフックだった。フックを苦手にしているのではないか。中谷選手は長身だしフックも得意。うまくかみ合えば勝てると思う」との見方を示した。
契約を結んだ亀田ファウンダーについて「亀田氏は男らしい100%の信頼を置いている。契約もうれしく思うし、モチベーション持って練習している。これを試合結果につなげて最高の形でボクシングキャリアを終えたい」と意欲を示した。
亀田氏は「彼もまだまだ才能あるし、実力も世界的。大きな舞台も用意してあげたい。ネリ選手の実力を見てみないと分からない。しっかりと見ていきたい。カシメロも含めてこれは査定試合。レベル的なものもみて(マッチメークを)話し合いをしていければいい」と現時点の実力を見極めた上で26年以降の方向性を決めるという。